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十勝毎日新聞社ニュース

災害時に活躍 無人飛行船 実現へ実験

2010年08月03日 15時00分

 大規模災害時の被災状況の情報収集を目的とした、神戸大大学院工学研究科の「自律型無人飛行船」の実験が大樹町多目的航空公園で行われている。大樹での実験は5年目を迎え、今回は同公園の滑走路を使用して約500メートルの長距離飛行を試す。

大樹では5年目を迎えた神戸大の「自律型無人飛行船」実験

 同大は1995年の阪神大震災を契機に、災害時の救助活動に関する実験や機器の開発に取り組んでいる。大樹では2006年に同飛行船の実験を開始。同公園ハンドリングエリア上空での周回や、離着陸といった自律的な飛行技術を獲得している。

 今回は同大の深尾隆則准教授や院生ら計8人が来町。7月27日から今月12日までの予定で実験を続けている。使用する飛行船は全長12メートル、容積63立方メートルで動力はエンジン。2、3の両日は格納庫内で機体を膨らませ、コンピューターを使って機体の基本性能を確認した。

 実験終盤には同公園の滑走路を使い、約500メートルの飛行に挑戦する。これまではハンドリングエリアで周回する程度の飛行だったが、「今回はより実践に近い形」(深尾准教授)という。そのほか、同飛行船に搭載しているレーザー距離計の動作や、風速9メートルほどの強風への耐性も確かめる予定。深尾准教授は「来年いっぱいで自律型無人飛行船実験にめどが付くよう、頑張りたい」と話している。

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