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十勝毎日新聞社ニュース

帯広高等技専生がレーシングカー製作

2010年07月29日 15時34分

 帯広高等技術専門学院自動車整備科2年の小林勇太さん(20)が十勝スピードウェイ(TIS)で仲間の学院生らの協力でレースカーを完成させ、自らハンドルを握ってテスト走行に成功した。整備士を目指す小林さんは「技術を学ぶ絶好の機会」と7月初めから車体作りに取り組み、緑色に輝くマシンが姿を現した。8月22日の公式戦デビューを目指して運転テクニックを磨いて、「自分でもできることを示すことで、サーキットに集まる若者を増やしたい」と決意を込めて疾走する。

学院の仲間らの協力でマシンが完成、テスト走行に成功した小林勇太さん(左手前)

 小林さんは豊頃町出身。親せきの誘いで芽室高在学中からTISに通い、2輪・4輪レースのオフィシャル(大会役員)で活躍、審判員資格も持つ。今年5月にレース車両「ザウルスジュニア」に乗る機会があり「コーナーが面白い」と運転の魅力に取り付かれ、自分のマシンを製作することになった。親せきが経営するアクアシステム、成瀬建設(ともに帯広)の資金援助などを得て、同ジュニアの車体フレームに日産マーチのエンジン(排気量1000cc)を積み込んだ。

 作業は7月初めから、同学院の2年生5人、1年生2人のほか、サーキットに通う高校生らも協力、レースに参戦している先輩ドライバーやTISレーシングメカニックの小谷泰寛さんらが技術面を支えた。「全部で費用は約30万円で出来上がった」と言う。

 車体は鮮やかな緑色のカウル(覆い)を載せて完成、24日午後1時半に待ちに待ったコースデビューを迎えた。快音を響かせて1周3.4キロのクラブマンコースを約25分間走り、最速タイムは1周1分58秒4(平均速度約104キロ)だった。「ヒール・アンド・トゥ(右足のつま先でブレーキ、かかとでアクセルを踏むレース運転の技術)をできるようになって、タイムを縮めたい。大勢の若い仲間が集る元気なサーキットになってほしい」と願いながら、小林さんは勢いよく走り続ける。

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