十勝毎日新聞社ニュース
亡き球友の思い伝える 両親が野球設備寄贈
昨年9月に不慮の事故で亡くなった岡崎秋平君(当時帯広第七中2年、享年13)の両親が、秋平君が所属していた同中野球部(角井主将、部員26人)にダッグアウト2棟を寄贈した。野球部納会が行われた28日午前、試合前にお披露目式が行われ、部員たちが秋平君の遺志を未来へつないでいくことを誓った。

寄贈したダッグアウトの前で笹木校長(左)から感謝状を受け取る秋平君の両親
ダッグアウトはグラウンドの1塁側と3塁側に設置。同じ野球部の保護者で多田テック社長の多田寛康さんが制作した。同野球部は今年の市中体連夏季大会で16年ぶりに優勝を果たした。ベンチには、野球に情熱を注いでいた秋平君の写真が置かれた。
お披露目式は野球部後援会が企画。秋平君に1分間の黙とうをささげたあと、笹木卓三校長が「3年生は引退となるが、胸を張って次のステージに向かってほしい。秋平君のことはみんな1日も忘れたことはなく、どの試合も一緒に戦ってきた」とあいさつ。
監督の前山直之教諭は「市内大会の優勝を秋平も喜んでくれていると思う。岡崎さんからダッグアウトが寄贈され、このグラウンドは常に秋平が見守ってくれている」と語った。笹木校長から秋平君の父の守さん(42)、母の聡美さん(43)に感謝状が贈られた。
角井主将は「野球が大好きでどんなときも元気で明るかった。きょうは秋平の分まで精いっぱい頑張る」と気合を入れ、伊東君は「優しくて太っ腹だった。バッティングの素振りなどを見てくれた。岡崎さんや3年生の思いを引き継いでこれからも頑張りたい」と決意を新たにしていた。守さんは「同級生が亡くなり、重い気持ちもあっただろうが、3年生が頑張ってくれた。高校に行っても野球を続けてほしい」と話した。
秋平君は昨年9月、自宅にある倉庫で肥料袋の下敷きになって倒れており、病院に運ばれたが死亡した。





