十勝毎日新聞社ニュース
市議会会派「乱立」の様相
帯広市議会の会派構成をめぐって27日までに、保守系会派・新風21(小森唯永会長、6人)の分裂が表面化した。同会派は市長選で米沢則寿、上野敏郎両氏の支援で分かれ、上野氏を推した富井司郎氏、横山明美氏、編田照茂氏の3人が新会派を結成する動き。28日の議会運営委を前に調整・駆け引きが大詰めを迎えており、会派数(現行8)は最大で10まで増えることも予想されている。市議補欠選で当選した神谷博之氏の動向も絡み、議会勢力図の複雑化は避けられない情勢となっている。
新風21は砂川敏文前市政では与党として活動。今市長選では小森氏、栗田律子氏、有城正憲氏が自民を離党して米沢氏の支援に回った。これに対し富井、横山、編田の3氏が上野氏を応援、真っ二つに割れる事態となった。
小森氏は選挙後に再結束を呼び掛け、会長職を富井氏に譲る案などを提示。ただ上野氏を推した3人は「元通りとなれば共に市長選を戦った仲間や支持者に説明できない。一度けじめを付けるべき」との考えで一致、関係修復は難しくなった。3人には他の保守系会派から引き合いもあるが、当面は新会派で行動を共にするとみられる。
新風21は小森、栗田、有城の3氏で継続し、米沢市政では「与党会派」として運営する方針。米沢氏を推した一部議員が合流する可能性も出ている。さらなる会派再編の引き金となる可能性も指摘されている。
神谷氏は26日、石井啓裕議長に当面は既存会派に属さない「1人会派」として活動する意向を伝えたが、神谷氏に対しては、中間系会派・未来創造クラブ(荻原昭勝会長、3人)が合流を強く働き掛けている。
現状は1人会派(青空会、啓明会)を含む8会派。新風21が分裂し、神谷氏が1人会派のままならかつてない乱立状態になる。市側の議会対応が複雑になるほか、会派室のスペースが確保できないという物理的な問題も指摘されている。
議会運営の主導権をにらんだ水面下の駆け引きが活発化し合従連衡が進めば、一転して大会派結成の可能性もくすぶっている。




