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投票率50%台に低迷か 2010帯広市長選

2010年04月15日 14時10分

接戦模様で重要に
 帯広市長選(18日投開票)では、投票率の行方が注目されている。今市長選は主要陣営の前哨戦の動き出しが遅く全般的に静かに推移、前回(53.73%)と同様に50%台を予想する声が出ている。投票率は1%違えば1000票以上が増減、当選ラインも変わってくるため、接戦模様の中、勝敗を左右する重要なポイントになりそう。無党派層が広がっていることもあり、上野敏郎、米沢則寿両候補の陣営では残り2日間、懸命にムードを盛り上げる構えだ。

1%で1300票増減
 市長選の投票率は1986年に80%を超えたが、90年代の3回の選挙は66〜68%で推移。5候補が乱立した2002年は60%を割った。前回は屋内スピードスケート場建設の是非が争点となったが、投票当日の降雪もあり50%台前半に落ち込んだ。

 今回は現職の勇退で36年ぶりの新人対決に。共産が32年ぶりに「不戦」を決定したのも特徴だ。同時執行の市議補欠選(欠員1)には4候補が乱立、一部候補が市長選と連動している。半面、米沢、上野の両候補の出馬表明が2月にずれ込み短期決戦に。知名度の向上が共通の課題となっていた。

 十勝毎日新聞社の世論調査(8〜11日)では、投票に「絶対に行く」とした人は91.4%。一方で、市長選で誰に投票するのか決めていない人も約5割に上り、投票率の見極めは難しくなっている。無党派層が6割を占めるのも流動的要素だ。

 「政権選択」が最大焦点だった昨年衆院選の市内投票率(小選挙区)は、2005年衆院選を4.89ポイント上回る73.46%まで上昇。世論調査では、今市長選でも態度未定者の半数が投票基準を「政策」と回答。ただ現時点で明確な争点がなく、選挙関係者は「前回を下回るのでは?」との声も漏れる。

 上野陣営では「投票率は前回並みか。前回を1ポイントでも上回るよう候補の訴えを1人でも多くの人に届けたい」(益子裕之連合後援会幹事長)と強調。街頭演説や個人演説会に小泉進次郎氏(14日)、河野太郎氏(15日)ら国会議員を投入、無党派層などへの印象を強め、ムードの高まりに期待している。

 米沢陣営では「50%台半ばは堅いだろうが、60%台は厳しい」(鈴木仁志民主党帯広幹事長)との見方。候補の知名度不足を補うには投票率の底上げが不可欠と判断、支持者に期日前投票を促す。16日は新党大地代表世話人の歌手松山千春氏が応援のため来帯、最終日の17日は自転車遊説でアピールする予定だ。

 投票日当日の有権者数は13万8000人程度が見込まれ、1%増減すると約1380票が動く計算。55%なら投票数は7万5900票、50%なら6万9000票に。前回並みなら7万4000票程度となり、3万7000票が当落のラインになる。

期日前投票 3日間で2700人
 帯広市選管は市長選、市議補選の期日前投票の前半3日間の投票状況をまとめた。12〜14の3日間の投票者数は2712人(男性1395人、女性1317人)で、前回市長選(2006年)より466人増加した。

 初日の12日は865人(男性447人、女性418人)、13日は721人(男性395人、女性326人)、14日は1126人(男性553人、女性573人)。

 前回は最終日の土曜日に最多の1333人を記録。市選管は「制度は定着しているが、思ったほどの伸びはなく、実際の投票率がどうなるかは不透明」としている。

 期日前投票は17日まで、市役所水道棟大会議室で午前8時半〜午後8時に受け付ける。(原山知寿子)

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