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十勝毎日新聞社ニュース

【断面】 共産票の結束いかに

2010年04月09日 14時59分

 「民主、自民への失望感が広がる中、共産の実績が受け入れられている」

 共産党十勝地区委員会委員長の佐藤糸江は強気に語る。市議補選で前回の市長選候補だった杉野智美を擁立。杉野は前回市長選で6500票余りを獲得し、一定の集票能力を計算できる。告示前に市内延べ10万戸にパンフレットを配布、「一点突破」の集中態勢で臨んでいる。

 半面、市長選では32年ぶりの不戦を決めた。同委が加盟する市民団体「あかるい革新市政をつくる会」は候補選考を進めたが環境が整わなかった。「共産支持層は民主推薦の米沢則寿に流れる」との観測が漂う中、同会は「自主投票」を強調、市長選の主要候補(予定者)とは距離を置き存在感を出すのに躍起だ。

 ただ、ここに来て思わぬ「誤算」も。市議補選には共産系労組出身の高田雪子が出馬、市長選で急きょ名乗りを上げた猪股寛も共産党との関係を示唆する。同党は2人との関係を否定するが、杉野と高田は女性同士とあって支持層がぶつかる恐れがつきまとう。両選挙戦は期せずして共産票の「結束力」を占う形にもなっている。(文中敬称略)

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