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十勝毎日新聞社ニュース

【断面】 公明票に望みつなぐ両陣営

2010年04月07日 15時00分

 「両候補予定者はともに新人。政策も違わない」

 公明党十勝総支部長の大石清一は、市長選の対応に関し明言を避ける。前回市長選では自民が推す現職・砂川敏文を支持、市議会でも与党の一角を成した。ところが今回は一歩引き、旗幟を鮮明にしていない。

 市内で9000はあるとされる公明票。4万票台が当選の目安とされる市長選で、キャスチングボートを握ってきた。自民推薦の上野敏郎は地元の公明関係者と「縁続き」で、自ら組織に出向くなど懸命に秋波を送る。3月末の自民セミナー、来賓として出席した大石は上野を「素晴らしい方」と持ち上げた。上野の周囲は「支持してもらえるはず」と期待する。

 対する民主推薦の米沢則寿の陣営も、公明の支持母体・創価学会の関係者と水面下で接触。学会に独自の人脈を持つ市議は「中央の自公協力は影が薄まっており『自主投票』に持ち込めれば…」と望みをつなぐ。

 「公明は新市政での影響力や来年4月の市議選をにらんで判断する」とし、選挙関係者の間では「中立」を予測する声は強い。米沢、上野の両陣営は「自主投票になれば『公明詣で』を強化せざるを得ない」と漏らしている。(文中敬称略)

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