十勝毎日新聞社ニュース
観客3532人大興奮 ばんえい記念 終日活気
ばんえい競馬最高峰の重賞レース「農林水産大臣賞典 第42回ばんえい記念」が行われた28日、帯広競馬場には全国から3532人のファンが押し寄せ、終日にぎわいを見せた。最高重量1トンのそりを引くメーンレースの同記念では世界で唯一の激闘に会場中が感動、今年度一番の盛り上がりを見せた。同記念の売り上げは4511万9100円。同日合計売り上げは予算対比8.36%増の1億5187万3900円と好調だった。

ばんえい競馬最高峰の「ばんえい記念」が行われた帯広競馬場には、年に1度の大一番を待ちわびた大勢の観客がスタンドを埋め尽くした(28日、塩原真撮影)
売上高も1億5000万円超
午前9時40分、年に1度の大一番を待ちわびたファンが開場と同時に続々と来場。第1レース「サッポロビール杯」でバトルドラゴン号に騎乗した貝羽智生騎手(帯広出身)が勝利すると地元ファンを中心に大いに盛り上がった。FM−JAGAのDJ栗谷昌宏さんらが司会を務めたイベントが行われた昼過ぎには競馬場第2駐車場がいっぱいに。第8レース「十勝釧路根室が贈るファン感謝賞」でギンガリュウセイ号に騎乗した鈴木恵介騎手が年間200勝、久田守調教師が通算1000勝を達成。会場の雰囲気は一気にヒートアップした。
午後5時15分、陸上自衛隊第5音楽隊(小林崇浩隊長)の32人の生演奏によるファンファーレが会場に響き渡るとボルテージは最高潮に。スタート後はコース脇のエキサイティングゾーンを埋め尽くしたファンが移動しながら「頑張れ!」「いいぞ!」などと各馬を後押しした。
レースは6番人気のニシキダイジン号がトップでゴール。地響きのような歓声と悲鳴は最後の1頭がゴールするまで続き、終了後には各馬の健闘をねぎらう温かい拍手が沸き起こった。札幌から夫婦で訪れた澤田真吾さん(31)と映美さん(27)は「馬の鼻息がすごい。一番強い馬を決める迫力が伝わってきた。ぞくぞくした」と大興奮。卒業旅行として足を運んだ北大などのYOSAKOIサークルの13人も「われを忘れて声を出した」。今春から社会人となる北大大学院2年の笹谷大輔さん(25)は「どんな坂があろうともばん馬のように乗り越えていきたい」と奮い立っていた。(関根弘貴)




