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米沢氏 上野氏 構図固まる 本番へ加速 2010帯広市長選

2010年03月17日 13時46分

共産、公明票カギ
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)は、共産党系の市民団体が独自候補の擁立を見送り、民主推薦の米沢則寿氏(54)=会社役員=、自民推薦の上野敏郎氏(62)=前市議会議長=の2氏による一騎打ちになる方向だ。選挙戦の構図が固まったことで両陣営は、本番に向けての準備を加速させる。自主投票を表明している共産、態度を保留している公明の支持層の取り込みが一焦点となる。

上野敏郎氏

米澤則寿氏

 共産陣営が候補を擁立しないのは1978年の市長選以来32年ぶり。共産系候補は2002年の前々回市長選で6035票、前回(06年)も6503票を獲得。一騎打ちとなれば当選ラインは上昇する見通しで、共産票の行方も勝敗に影響する。

 前回市長選では現職の砂川敏文氏と民主系新人の接戦となり、砂川氏が1001票差で勝利。民主、共産の新人2氏の合計得票が現職を約5500票も上回り、現職陣営からは「共産系候補に助けられた」という分析も出ていた。

 不戦を決めた共産サイドは今市長選で、「(米沢氏、上野氏の)どちらかを推薦、応援することにならない」と自主投票を表明。半面、「砂川敏文市政の継続は認めない」ともしている。

 米沢氏の連合後援会の高橋功一会長は共産支持層の取り込みについて、「われわれの公約に共鳴してもらえる部分があれば応援してもらいたい」と期待。公約を発表した米沢氏は17日から街頭演説を始め、知名度向上に努めている。

 これに対し上野氏の連合後援会の益子裕之幹事長は、「党派ではなく政策本位で訴えることに変わりはない。近く発表する公約を読んでもらい、共鳴していただける人に支持してもらう」とする。市議団と連携して毎週末、街頭演説を重ねている。

 砂川市政では与党に位置した公明は、現時点で態度を明確にしていない。同党十勝総支部の大石清一総支部長は「それぞれの政策を見て判断する」と語る。公明票は市内で9000〜1万票はあるとされ、過去の市長選でも接戦になればキャスチングボートを握ってきた。

 米沢・民主陣営は「環境が整えば(公明に)政策を示したい」と説明。上野・自民サイドは「現時点では何とも言えない」としながらも砂川市政では連携してきただけに、支援を期待している。(帯広市長選取材班)

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