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エコ施設目指します めむろかしわ保育園

2010年03月10日 13時55分

ペレットボイラーや太陽光発電パネル
 【芽室】芽室高校跡地に建設され、新年度から子供を受け入れる「めむろかしわ保育園」(社会福祉法人・十勝立正福祉事業会運営)が、暖房用ペレットボイラーを導入した。管内では足寄町内で役場など2施設に導入されているだけで、他の市町村では初めて。また、出力では十勝圏振興財団と並ぶ管内最大20キロワットの太陽光発電パネルも設けるなど環境保全に配慮した施設となっており、教育的効果などが期待される。

管内では最大出力の太陽光発電パネルを設置した園舎

 ペレットボイラーは木質ペレットを燃焼、沸かした温水を施設全体に循環させ、天井のファンヒーターから室内に熱風を送る。温水の温度は約80度に設定。ファンヒーターが稼働し、温水が設定温度から5度程度下がると、ボイラーが稼働する。

 2月中旬からのテスト燃焼では、1日当たりのペレット使用量が600キログラムほど。「夜間も建物を温めていれば、1回5〜10分の燃焼を1時間に3回行って十分な熱量が得られる」という。屋外に約7.5トンのペレットを保管できる燃料タンクを設け、10日に1回のペースでペレットを補給。灰は週1回排出し、同園の野菜畑で肥料として活用する。ペレットは帯広の工場から購入する。

厳冬期でも十分な熱量を供給するペレットボイラー

 ボイラーの価格は1200万円。灯油ボイラーとの併用で「灯油価格が1リットル72円以上になると、ペレットが経済性で優位になる」(同事業会)という。

 一方、太陽光発電は出力が20キロワット。1.31メートル×1メートル、重さ17.5キロの発電パネル112枚を屋根に設置した。一般住宅用太陽光発電の約6倍に相当する電気を発電し、施設の電灯をすべて点灯した場合、40%を太陽光で補う。年間発電量は1万2643キロワット時、二酸化炭素(CO2)の年間削減量は12.5トンが見込まれる。事業費約2000万円。うち800万円は、新エネルギー導入促進協議会からの補助を財源とした。

 町は昨年度に町地域新エネルギービジョン、今年度は同重点ビジョンを策定、CO2排出量の削減に取り組んでおり、同園ではこうした町の施策に対応した。

 同保育園は中央保育所を移転改築し、名称を改めた。定員は170人と管内では最大規模。27日に開園式を行う。
(平野明)

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