十勝毎日新聞社ニュース
“枝肉眼力”日本一 帯畜大・加藤さん
全日本大学対抗競技会
紫芝さんも豚部門3位
帯広畜産大学(長澤秀行学長)畜産科学科3年の加藤啓介さん(24)が、5日に東京食肉市場で開かれた第2回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会(実行委主催)で、総合部門1位の栄冠をつかんだ。全国の大学生が枝肉の格付け技術を競う大会で、同大からは同3年の紫芝涼真さん(21)も豚部門で3位に入賞。2人は共に実家の和牛経営を継ぐことを目指していて、「励みになる」と喜んでいる。

受賞を喜ぶ加藤さん(左)、紫芝さん(右)、口田教授
同競技会には全国10大学から47人が出場。黒毛和牛、交雑牛、豚の3部門で枝肉を見る目を競った。各部門300点満点で、3部門の総得点で総合部門(900点満点)の順位が決まる。同大からは口田圭吾教授(45)=家畜育種学=の研究室から3年生5人が出場した。昨年の競技会でも同大学生1人が総合部門2位、交雑牛部門3位に入っている。
競技は会場に4本並んだ枝肉を観察後、「モモの厚みが良いものはどちらか」「脂肪交雑の度合いが高いのはどちらか」「肉の色沢の最も良い枝肉はどれか」などの設問に答える形式。加藤さんは豚部門で1位、大学対抗部門でも同大は2位だった。
加藤さんは「色の区別が付かず序列を付けるのが難しかった。受賞を将来の和牛経営に生かしたい」と笑顔を見せる。
紫芝さんは「和牛を研究しているので豚部門での入賞は驚いた。後からうれしさがこみ上げてきた」という。
実家は加藤さんが胆振管内むかわ町で和牛繁殖、紫芝さんが長野県飯島町で和牛繁殖と肥育の一貫経営を営む。口田教授は「2人とも普段から和牛に携わってきた経験が受賞につながった。2年続けて研究室から入賞者を出すことができ、うれしい」と話している。
総合部門上位5人は、オーストラリアで7月上旬に開かれる大学対抗食肉格付競技会に日本代表として出場、国際舞台で格付けの腕を競う。(山崎大和)



