十勝毎日新聞社ニュース
堀江元ライブドア社長所有会社 大樹でロケット実験計画
HASTIC受託
【大樹】NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)は9日、堀江貴文元ライブドア社長(37)が所有する事業会社で、小型ロケットを開発中の「SNS」(東京、高崎博之社長)から、打ち上げ業務を受託する予定であることを発表した。SNSは年内にも大樹で打ち上げ試験を行う計画で、将来的には安価な衛星軌道投入用ロケットシステムの開発を目指している。
SNSは2003年に設立。アルコールと液体酸素を推進剤とした小型液体ロケットの開発を進めている。09年春から道産ハイブリッドロケット「CAMUI(カムイ)」の研究開発に携わる植松電機(赤平市)の協力を得て、北海道を開発拠点にエンジン試験を繰り返している。
HASTICはカムイなど、推進薬として火薬を使用しない小型ロケットの打ち上げ業務も展開。打ち上げには場所や安全性の課題が大きいことから、SNSはHASTICに自前のロケットの打ち上げ試験を依頼する。
打ち上げ地は大樹町内を予定。HASTICは02年から同町で、カムイの打ち上げを10回ほど行ってきた実績がある。13日にも同町多目的航空公園付近の原野でカムイの打ち上げ実験が行われ、堀江元社長が見学する予定。
HASTICの伊藤献一理事長は「SNSの開発したロケットの性能を把握した上で、安全な試験を進めたい」とし、伏見悦夫町長は「HASTICを通じて支援・協力したい」と期待している。
堀江元社長はライブドアの粉飾決算事件で証券取引法違反の罪に問われた。1、2審で懲役2年6カ月の実刑判決を受け、現在上告中。
(佐藤圭史)




