十勝毎日新聞社ニュース
「市政検証」「競馬場」焦点 あすから市議会一般質問
帯広市議会3月定例会は8日から一般質問が始まる。4月の市長選を控え、砂川敏文市政3期12年間の検証・総括が一焦点となっており、野党(民主・市民連合、共産)のベテラン議員が質問を予定している。帯広競馬場の観光交流拠点施設整備に関しては与党を含む3人が質問通告、論議の行方次第では市長選に飛び火する可能性もある。
民主・市民連合は野原一登、市原秀朗の両氏が「市長の政治姿勢」に絞り通告。野原氏は「市長自身の考えていたまちづくりはできたのか」「帯広発展の基礎を固めたと言われているが、どのようなことか」など、初当選にさかのぼり質問する構えだ。
市原氏は「理念と行動力、リーダーシップは発揮されたのか」「12年間で帯広はどんなまちになったのか」といった質問を繰り出す。ばんえい競馬や観光交流拠点施設、屋内スピードスケート場の問題も取り上げる。
共産の稲葉典昭氏は「砂川市長の12年と市民の中に広がった『貧困と格差』」と題し、雇用や医療を切り口に追及する。
与党は編田照茂(新風21)、村田光成(清翔クラブ)の両氏が競馬場の観光交流拠点施設整備を取り上げる。観光振興とばんえい競馬の連動、競馬場の土地利用のあり方などをただす。5年間で1億9090万円の債務負担行為限度額を設定する同施設の建設費補助については、与党内にも必要性などを疑問視する声が出ており、改めて市長の答弁が注視される。
一般質問の登壇者数は13人。砂川市長は今期で勇退するが、一般質問の内容は医療・福祉、財政、教育など多岐に及び、将来にわたる市政課題の多さが浮き彫りになっている。新年度各会計予算案の審議は、11日からの予算審査特別委に委ねられる。(岩城由彦)



