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十勝毎日新聞社ニュース

地元支援に「感謝」 土井選手、桧野選手 五輪から帰郷 

2010年03月05日 14時11分

 「自分の力を出せたのは皆さんの支えのおかげ」−。カナダ・バンクーバー冬季五輪に出場したスピードスケートの土井槙悟選手(26)=開西病院=とボブスレー2人乗りの桧野真奈美選手(30)=北斗病院=が4日までに相次いで帰郷した。職場や出身町役場などを訪れ、支援してくれた人たちに五輪出場を報告、熱い応援に感謝の気持ちを伝えている。

職員から花束を受け取る土井槙悟選手(左、5日午前11時10分ごろ、開西病院。山下僚撮影)

土井選手「想像以上の舞台」
芽室町役場、開西病院で報告

 土井選手は5日午前11時から、所属先の開西病院で帰国報告会に臨んだ。職員約40人に囲まれて花束を受け取った土井選手は「4年間皆さんに支えていただいて、夢の舞台に立てたことを感謝したい」と温かい支援に胸を熱くしていた。

 現地で応援した細川吉博理事長は「本当に頑張って満足いくような滑りをしてくれた。この経験を生かして次のステップに向かって欲しい」とねぎらった。スケート部の和田永年部長は「2人の諦めない姿に元気と勇気をいただいた。感動させてくれてありがとう」と、土井選手、平子裕基選手をたたえた。

 勤務先でもある病院の同僚たちから拍手を浴びた土井選手は、「五輪は想像以上の素晴らしい舞台でいい経験になった。1500メートルでは世界最強を決めるレースに自分が立てたことを誇りに思う。たくさんの応援がバンクーバーに届いた」と笑顔を見せていた。平子選手はワールドカップ大会後に帰帯する。

 4日午後には父・浩次さんと芽室町役場を訪れ、町長室で宮西義憲町長と懇談。「自分らしいレースができ、よい経験ができた」と笑顔で語った。

 レース前に観客席で応援の横断幕や旗、さらにサポーターズクラブのメンバーらなじみの顔が目に入り、気持ちを落ち着かせることができた。「五輪出場は多くの方が支えてくれたおかげ。4年前から親身に支えてくれ、感謝している」と述べた。

 宮西町長は「土井選手を見た子供たちが五輪を口にするようになった。影響は大きい」と五輪出場までの努力と本番での健闘をたたえた。

 今月下旬には報告会が開かれる予定。土井選手は今後について「次を目指す気持ちになれるか自分に問い掛けながら、川原正行監督とも相談し決めたい」と述べた。
(古川雄介、平野明)

「競技ができたのは多くの人の支えがあったからこそ。感謝の気持ちでいっぱい」と語る桧野真奈美選手(塩原真撮影)

桧野選手が本社来訪
「充実した経験に」

 前回のトリノ五輪に続く桧野選手は4日午後、十勝毎日新聞社を訪れ、「もっと上位を狙って4年間頑張ってきたので悔しい気持ちはあるが、難しいコースにも攻めていけたことはよかった」とすがすがしい表情を見せた。

 桧野選手は、今五輪では転倒者が相次ぐ難コースを果敢に攻めて16位とした。選手間に出場ボイコットの声も上がるほど毎日コースが変わり、情報収集に苦労したことを明かしながら、「日本チームもそうだが、各国の選手同士がこのコースに勝ってやろう、みんなで頑張ろうという気持ちで団結できた。苦しい毎日だったが、充実した貴重な経験もできた」と振り返る。

 自ら発案して実現した和風デザインのそりも世界中から注目された。「少しでもボブスレーへの関心が高まったのならうれしい」と笑顔。今後の競技活動については「いろいろな人に相談しながら冷静に、ゆっくりと考えていきたい」と語った。
(大野篤志)

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