十勝毎日新聞社ニュース
帯広の漫画家・青空大地さん原作作品 夕張 映画祭上映
「夢みたい」
【夕張】ゆうばり国際ファンタスティック映画祭(2月25日〜3月1日)で、帯広市在住の漫画家青空大地さん(ペンネーム)原作の映画「昆虫探偵ヨシダヨシミ」が上映された。劇中歌も青空さんが所属するバンド「帯広ブラックシープ」が歌っている。青空さんは原作者として佐藤佐吉監督とともに舞台あいさつに立ったほか、バンドとしてライブも実施。「夢みたいな気持ちだった」と晴れ舞台を喜んでいた。

映画祭の観客を前に演奏する帯広ブラックシープ。(左から)MITZさん(ベース)、青空さん(ブルースハープ、パーカッション)、斉藤真希子さん(ボーカル、ギター)、NAKANOさん(ギター)
感激の舞台あいさつ 所属バンドで劇中歌演奏も
映画は、動物と会話ができる能力を生かし、昆虫専門の探偵として暮らす主人公ヨシダヨシミが、「虫のしらせ」を頼りに世界を救うという内容。大人向けの笑いの要素を生かした壮大なストーリーの作品になっている。主演の哀川翔とカブトムシやクワガタムシ、コガネムシなど数々の実物の昆虫の“熱演”に、会場は笑いに包まれ、終了後は大きな拍手が送られた。
帯広ブラックシープの曲は、クライマックスにかけ3曲使われている。上映会後のライブではその中から「ブルース」を演奏し、映画の余韻が漂う会場を盛り上げた。
舞台あいさつで佐藤監督は、本物の昆虫を使った撮影ならではの苦労話などを披露。帯広ブラックシープの曲については「どの曲も迫力があり、歌詞やテンポがそれぞれの場面にぴったりだった」と話し、当初予定していた曲に替えて採用したとのエピソードを明かした。青空さんは「1編4ページのギャグ漫画を感動的な作品にしてくれて感謝の気持ちでいっぱい」と映画の出来栄えに感激していた。
原作の「昆虫探偵−」は漫画誌モーニング(講談社)で不定期連載している。2008年秋には単行本化。今回の映画化と評価を高めていて、仕事の傍ら執筆を続ける青空さんは「将来的にはプロに」と意欲を燃やしている。
映画は4月3日から全国ロードショー。道内ではシアターキノ(札幌)で同月上旬に上映開始の予定。(丹羽恭太)




