十勝毎日新聞社ニュース
スイーツ残さで育てた豚肉 初の試食会
2010年02月26日 13時36分

スイーツ残さを与えた豚肉を食べ比べる参加者
「肉質まずまず」
スイーツ(菓子)の残さを与えて育てた豚肉の試食試験が25日、帯広市のとかちプラザで開かれた。菓子製造が盛んな十勝の特色を生かし、循環型農業につなげるのが目的。参加者からは「肉質はまずまず」との評価を得ていた。
十勝帯広未利用資源飼料化促進協議会(会長・花田正明帯広畜産大准教授)が手掛ける肥育試験。柳月(本部・音更町)の菓子残さを活用した。ケーキスポンジ(6割)を主素材に、バナナの皮、イチゴのヘタ、餡(あん)粕を混ぜて豚に与えた。
試験は交雑種を使用、昨年10月下旬から今年1月中旬までの期間、帯広畜産大で実施した。配合飼料のみを与えた試験区より、菓子残さを加えて肥育した試験区の方が豚(去勢)の太るスピードが早いという試験結果を得た。
試食試験には約30人が参加。「配合飼料のみ」「配合飼料6割制限と菓子残さ」「配合飼料4割制限と菓子残さとホエー」の3種類の豚肉を、しゃぶしゃぶにして味わった。「軟らかくておいしい」「ホエーを一緒に与えた方が味がよくなる」などの声が挙がった。
花田准教授は「食品残さを与えると生育は鈍るが、菓子残さは配合飼料のみの場合と比較しても、同程度かそれ以上の肥育スピード。『スイーツ王国』にふさわしい豚のエサとして普及させたい」と話していた。(関坂典生)




