十勝毎日新聞社ニュース
花畑牧場が生産体制刷新 4月から アイスクリーム増産
新工場 生キャラメルやドライ菓子
【中札内】花畑牧場(本社中札内、田中義剛社長)は4月から、生産体制を刷新する。十勝工場(音更)ではアイスクリームを増産。本社敷地内に建設中の2つの新工場では生キャラメルとカチョカヴァロ(第2工場)、ドライ菓子(第3工場)をそれぞれ作る。
十勝工場では現在生キャラメル、アイスクリーム、チーズなどを製造。このうちアイスクリームの製造ラインを増設し、十勝生産の生乳をメーンに使ったバニラの「生キャラメルアイスクリーム プレミアム」を1日6万個から10万個に増産、全国に販路を拡大する。3月中旬から内部の改修に入る。
第2工場は鉄骨平屋約600平方メートル。ガス台5基、鍋10台、1.5トンのチーズバットなどを備え、生キャラメルを1日2万〜3万個、カチョカヴァロを5000個生産。第3工場は鉄骨平屋約1800平方メートルで、24時間稼働させ、ドライ菓子を1日6万個製造する。
第2、第3工場で10億円を投資。周辺町村を中心に100〜200人を雇用する。このほか、中札内の同牧場には、メロンパンを1日1万2000個実演販売する販売店、200人が生キャラメル作りを体験できる工房、ホエー豚やジンギスカンのレストランなどが4月にオープンする予定。(菊池宗矩)
売上高210億円確保へ
田中社長
レストランなど業務拡大
花畑牧場(本社中札内)の田中義剛社長は22日、音更町内の十勝工場(第1工場)で十勝毎日新聞社のインタビューに応じた。2010年度(09年4月〜10年3月)で売上高約210億円を確保する見通しであることや、業務拡大など生キャラメルだけにとどまらない同社の戦略などについて語った。(菊池宗矩)
−現在の経営状況は。
09年度は売上高が143億円あり、10年度は約210億円になる。11年度にはこれ以上をたたき出す。第1工場でバニラアイス、第2工場で生キャラメルとカチョカヴァロ、第3工場でドライのお菓子を作る。夕張にはホエー豚のレストランを開設し、団体客に対応する。
−今後の事業展開は。
生キャラメルはブームが3年続き、落ち着いた。ヒット商品は過去のものになる。生キャラメルの売り上げは現在、全体の30%くらい。常に新しいものを提供するくらいのパワフルさがなければいけない。生キャラメルのイメージングには成功した。これを生かした関連商品に力を入れていく。
−十勝の企業に一言。
花畑牧場は15年前に始めたベンチャー企業。駄目で元々で、流行に対するスピード感がある。十勝には一流の原材料があるが、加工品にして情報発信するということを十勝全体でやらなければ。
−いわゆる「派遣切り」問題で批判の声もあるが。
製造は季節によって変動するため、2、3月は雇用を抑える。4月には大きく人を増やす。新しいアイデアがあればスクラップ、ビルドの繰り返し。花畑牧場では1000人近くの派遣労働者を雇用しており、雇用を継続しない場合でも40日前には告知する。コンプライアンスを重視している。



