十勝毎日新聞社ニュース
十勝産「小麦茶」完成 料理研究家 高遠さん 市が共同で

試食会で披露された十勝産小麦の「小麦茶」
ハーブと合わせ甘みと香り
帯広市は芽室町の料理研究家の高遠智子さんと共同で、十勝産小麦を使った「小麦茶」を開発した。原麦を焙煎(ばいせん)し、ハーブで香りを付けた。大麦の麦茶とは異なる独特なコクがある。関係者は「小麦茶の発想は珍しい」と話している。
高遠さんは原麦のホクシンを一晩水に浸し、そのまま食べたところ、茶のイメージが浮かんだという。市産業連携室の嶋崎隆則室長から「小麦でお茶ができないものか」と相談され、開発に本腰を入れた。
水に浸した原麦を1時間半ほど空煎(い)りし、ハーブのカモミールと合わせて、水から煮出しした。出来上がった茶は冷やした時と、温めた時で味わいやコクが変わる。愛称を「丸麦リラックスティー」と命名、このほど市内で開かれた十勝産小麦料理の試食会で披露された。
高遠さんは「小麦からは香ばしさやコク、すっきりした味わい、甘みと香りはカモミールから出てくる。『十勝ティー』として手軽に入手し、家庭で楽しめるようになれば」と期待した。
小麦や製パン技術の国内第一人者で、製粉協会(東京)の竹谷光司所長は「飲みやすさにびっくり。ハーブで味付けしたバランスもよい」と評価。嶋崎室長は「今後も小麦の付加価値向上に力を入れたい」と話している。
小麦茶のレシピは市産業連携室が管理。商品化は今後検討する。
(中津川甫)





