十勝毎日新聞社ニュース
日本農業「特別賞」に JA中札内村 枝豆部会
鮮度保ち安定供給評価 「生産者の励み」
【中札内】JA中札内村枝豆事業部会(広瀬茂会長)が、第39回日本農業賞(JA全中、JA都道府県中央会、NHK主催)の「集団組織の部」で最高位に次ぐ特別賞に輝いた。管内からの同賞受賞は過去1件しかなく、枝豆の作付けを推進してきた同JAの山本勝博組合長は「重みのある賞で、生産者の励みになる」と喜んでいる。

枝豆事業部会が生産した原料を次々と処理するJA中札内村の加工施設
同賞は意欲的で創造力があり、他を啓発するにふさわしい生産組織が参加資格。今年は全国から90件の応募があり、1次審査で4件まで絞られた。昨年10月と今年1月の現地調査で、同JAの枝豆加工施設などを視察。このほど個人経営、集団組織の各大賞などが発表された。
特別賞の受賞は、管内ではJA帯広かわにし(有塚利宣組合長)のナガイモ事業に続き2件目。
現地調査では、山本組合長が104戸の部会員で534ヘクタール(2009年)の作付けがあることを説明。05年、09年に加工施設を増改築し、1時間当たり原料処理量6.2トン、貯蔵能力1600トンであるとした。収穫後は3時間以内に原料を工場に搬入、液体窒素で急速冷凍し、新鮮な枝豆を安定的に供給できる体制が評価された。
また、高い収益性と、労働生産性があり、安全・安心の取り組みに加え、生産・加工・販売のシステム化で村に新たな雇用の場が生まれ、地域経済の活性化に貢献していることも認められた。
山本組合長は「受賞により枝豆だけでなくJA中札内村が注目され、“安全・安心の農畜産物”を作る責任と義務がさらに重くなる。自覚を持ってさらに努力していく」と話している。授賞式は3月13日、NHKホール(東京)で開かれる。(菊池宗矩)





