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十勝毎日新聞社ニュース

氷河期でも就職健闘 帯畜大内定率84%全国、道上回る

2010年02月02日 13時41分

例年より苦戦も 専門性強み
卒業生が後輩向けに相談会

 大学生の就職内定率が低迷する中、帯広畜産大学(長澤秀行学長)の3月卒業予定者(学部生)の就職内定率が健闘している。学務課によると、内定率は84.2%(1月18日現在)で、全国、北海道・東北地区の内定率を10ポイント以上上回る。ただ、同大も不況の影響は免れず、ここ数年では厳しい数字と受け止める。同大は来春卒業を予定する学生の方が就職は厳しくなると予想、内定が決まった学生が後輩の相談に応じる新たな活動も始まった。

 文科省と厚労省の調査によると、全国の大学の就職内定率(昨年12月1日現在)は73.1%(前年同期比7.4ポイント減)、北海道・東北地区は69.5%(同2.1ポイント減)と低調。同大の内定率(今年1月18日現在)は獣医学課程が92.3%、畜産科学課程が81.9%。ここ数年、100%近い高率で推移してきただけに、学務課は「不況で企業側は厳選採用傾向を強めており、学生にとっては“氷河期”のようだ」と説明する。

 卒業予定者は4年制の畜産科学課程、6年制の獣医学課程を合わせ260人前後。このうち大学院へ進学する学生が60人前後いて、就職希望者は170〜180人。自営業や海外研修へ向かうなどの学生が20人前後いる。

 今年度の健闘要因について同課は「学生が危機感を持って早めに行動したことが大きい」と分析。就職先は景気動向に左右されにくい農業関係が例年同様に多いほか、金融機関や旅行代理店、家電量販店、専門小売業で内定を得るなど、農業以外の業種でも帯畜大生の評価は高い。また、例年だと数人しかいない公務員の内定が今年度は倍近くになったという。

 同課は「引き続き就職活動をしている学生もいて、最終的にもう少し内定率を引き上げたい」と力を込める。

 一方、来春卒業生への就職支援に向け、昨年10月に「就職応援団」(菅匡基代表)が発足。学生が自主的に立ち上げた組織で、内定を得た4年生約20人が3年生らを対象に自らの経験や就職試験を勝ち抜くノウハウを教える。1日平均10人ほどが相談に訪れるという。

 菅代表は「総合大学と違い、専門知識を持つのが帯畜大生の強み。実習も多く体力、気力にも自信がある。就活経験者として後輩へ適切なアドバイスをしていきたい」と話している。
(山崎大和)

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