十勝毎日新聞社ニュース
石川議員逮捕から1週間 民主 本人支援を強調
各党、立件の動向注視
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、石川知裕衆院議員(36)が政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕され、22日で1週間が経過した。十勝の政治空白が懸念される中、同党サイドは石川議員を支える意思を強調、弁護士を通じて本人のメッセージを逐一公表するなど、支持者らの動揺を抑えるのに懸命だ。対する自民党サイドは、石川議員の辞職・失職と衆院補欠選挙を想定し、中川昭一元財務・金融相(故人)の後継調整の動きを水面下で進めている。4月の帯広市長選も迫り、地元政経界は捜査の行方を注視している。

石川知裕議員
石川議員は21日も接見した弁護士を通じて、「一切不正なお金は受け取っておりません。みなさまのあたたかいメッセージからパワーをもらいましたので頑張れます。ありがとうございます」とのコメントを発表。帯広事務所は「今後も石川議員のメッセージは伝える」とする。
民主党十勝・帯広と後援会は「逮捕は不当」として、石川議員の現場復帰を目指すことを確認。24日は石川議員の地元の足寄後援会が町内で、本人不在のまま「励ます会」を開くことにしている。
市長選に向けて同党十勝・帯広は2月上旬にも臨時大会を開き、帯広出身で東京の会社役員、米澤則寿氏(53)の支援を決める見通し。ただ石川議員逮捕の影響は「ゼロではない」とし、昨年衆院選以来、民主に吹いていた追い風が逆風に変わることを警戒する。
一方、自民党帯広支部は市長候補の公募を20日に終え、27日の選考委員会から作業を具体化させる。中川氏死去後は保守勢力を束ねる衆院議員が不在という事情もあり、小野寺秀幹事長は「石川議員の逮捕とわれわれの市長候補選びは関係ない」と、表面上は平静を保っている。
仮に石川議員が起訴されるなどして辞職すれば、4月25日の衆院補選の可能性が出てくる。旧中川後援会内では中川氏の妻の郁子さん(51)の待望論が広がり、党サイドも関心を寄せている。共産党十勝地区委員会は、昨年衆院選に出馬した渡辺紫氏の再出馬を軸に準備に入っている。いずれも当面は、石川議員の立件の動向を見極めることにしている。




