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十勝毎日新聞社ニュース

市長選へ影響注視 石川議員地検捜査

2010年01月15日 13時48分

勢いそがれる民主
候補選定急ぐ自民

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入資金をめぐり、当時事務担当だった石川知裕衆院議員の事務所などが東京地検特捜部の家宅捜索を受けたことで、地元の政治関係者は4月の帯広市長選への影響を注視している。民主党サイドは昨年の衆院選勝利を弾みに市政奪還を狙っていたが、陣営の核となる石川氏がスキャンダルにまみれ、勢いがそがれる形に。敵失を反転攻勢の契機にしたい自民サイドは、勇退する現職の後継候補の選定作業を急ぐ構えだ。

 民主党内では今月、「市民党」の立場で出馬を模索する帯広出身の会社役員、米澤則寿氏(53)の推薦に向けた作業を本格化。石川氏や同党市議団が米澤氏と接触するなど、他陣営に先手を打つ形で連携を深めている。連合も近く米澤氏と懇談する予定だ。

 民主サイドは昨年8月の衆院選で、石川氏が市内で5万2890票を獲得。市長選でも勝利を目指すが、陸山会の政治資金をめぐり石川氏の足元が揺れ、活動に水を差された。「市長選の影響は石川氏の動向次第」との見方が広がり、現時点では捜査の行方を見守っている段階だ。

 同党十勝・帯広の鈴木仁志幹事長は「市長選の手続きはこれまで通り粛々と進めるが、今回の問題を含めて、米澤氏に(連携についての)考え方を再確認する必要がある」と語る。

 これに対し自民党帯広支部は、20日まで候補を公募中で、現時点では目立った動きをみせていない。小野寺秀幹事長は「核になる人(石川氏)がこういう状況になると大変だろう」と相手陣営の事情を推察。公募期限を迎えるのを受けて、迅速に候補選定に着手する考えだ。

 保守内では上野敏郎市議会議長(62)が出馬を検討、自民党の公募でも他薦で上野氏の名前が挙がっている。一方、石川氏の立場が不安定になっていることから「民主だけで米澤氏を囲い込むことにはならない」(保守系市議)とし、米澤氏を中心に相乗りの可能性を探る動きも出ている。

 共産党十勝地区委員会(佐藤糸江委員長)は、支持団体の「あかるい革新市政をつくる会」が中心になり独自候補の選定を進めている段階。他陣営の候補の顔ぶれ、最近の政治情勢を見極めて対応するとしている。(岩城由彦)

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