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十勝毎日新聞社ニュース

雪山うんざり 帯広市内 異例の大雪

2010年01月09日 13時53分

 年末年始の降雪により、帯広市内の幹線道路沿道や交差点に残った雪山が解消されず、市民の不満が高まっている。見通しの悪さから「危ない」という指摘をはじめ、道幅が狭くなることで生じる交通渋滞など、市への苦情は約800件に上る。市は近く排雪作業を始め雪山解消に動き出すが、住民からは「対応が遅い」との声も出ている。

除雪で高く積まれた雪山で視界が悪くなった市街地(8日午後帯広市内で。金野和彦撮影)

苦情800件 道路や交差点「危ない」
 今冬の市内の降雪量(6日現在)は平年の2倍に当たる134センチ。市の除雪車も6回出動して前年より倍増したが、湿って重たい雪質の影響もあり作業は難航、道路脇によけただけで排雪は進んでいない。3、4メートルほど積まれた雪山が市街地で目立つ。

 市道路維持課によると、8日までに市や市内各地区の除雪センターに寄せられた苦情(約800件)は、前年度総数約1400件に迫る勢いだ。

 十勝毎日新聞社の「まちの声」にも「雪山の影響で、年配の婦人が車道の歩行を余儀なくされ、自動車が婦人の近くをすれすれに走行する危ない光景をみた。市民の安全を守ってほしい」(41歳、男性)などの投書が寄せられている。

 東1南20付近の自宅前で雪山をスコップで崩していた男性(70)は「市が除雪してくれればありがたいが、待てない。危ないから行政に頼らず自分でやっている」としびれを切らす。

 トラック運送業者(62)は「片側1車線が“真ん中1車線”状態で非常に不便。交差点に入る際は車の頭を少し出してから動き出さないと危ない」と指摘。タクシー運転手(58)は「接触事故も増えていると聞き、運転に神経をすり減らしている」と疲労の表情を見せ、「お客さんを乗せて市内を出ると一転し、音更町内の幹線道路は除雪が行き届いているように思う」と皮肉る。

 市は9〜11日の3連休に排雪作業をする予定。嘉藤裕之道路維持課長は「すべての交差点で対応するのは困難。幹線道路につながる信号機のない交差点など危険個所から順次行う。時間がかかることに理解してほしい」と説明するが、住民からは「今後も大雪は降る。事故が起きてからでは遅い」と、早急な対応を求める意見が相次いでいる。
(児玉匡史、丹羽恭太、原山知寿子)

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