十勝毎日新聞社ニュース
ドカ雪 生活直撃 広尾64センチ、帯広空港50センチ
発達した低気圧が北海道の南側を進んだ影響で、十勝管内は5日から6日にかけ、この冬一番の大雪に見舞われた。降り始めからの降雪量は広尾で64センチ、とかち帯広空港で50センチを観測。列車の運休や幹線道路の通行止めが相次いだほか、雪で埋まった車のレッカー作業などもフル出動。大雪が生活を直撃した。
(山崎大和、長田純一、関根弘貴)

今冬一番の大雪に見舞われ、除雪に追われる市民(6日午前8時半ごろ、帯広市内で。塩原真撮影)
帯広測候所によると、帯広は5日午前から雪が降り始め、6日朝方まで観測。同測候所は5日夜、南部と中部に大雪警報を発令した。そのほかの降雪量は大樹46センチ、中札内村上札内45センチ、浦幌41センチなど。帯広は27センチだった。
6日が仕事始めだった広尾町役場では、大雪のため今年最初のごみ収集を中止。職員約30人が町内の独居高齢者宅150戸を訪問、安否確認と玄関先の除雪に当たった。
農業関係では酪農家の生乳集荷作業が雪の影響を受け一部で遅れが発生。雪印乳業大樹工場によると6日朝の生乳の搬入時間は広尾方面を中心に約1時間遅れ。帯広開建広尾道路事務所によると、国道336号の黄金道路で雪崩が1カ所発生しているという。
JR根室線は線路内の積雪の影響などで5日夜から乱れ、5日は4本が部分運休または運休、6日は2本が部分運休した。幹線道路は、道東道が6日午前0時から吹雪による通行止めとなり同日午前8時半に解除。黄金道路、国道236号の天馬街道も通行止めとなった。道道は低気圧に伴う海の越波で浦幌と豊頃町内の2路線3区間で通行止め。吹雪で足寄町内の1路線1区間も通行止めとなった。
日本自動車連盟(JAF)道本部(札幌)によると、6日午前0時から同9時までの管内の出動件数は約30件。普段は夜中の出動が少ない管内でも雪で埋まった車の復旧、バッテリーあがりへの対応でフル稼働に近かった。
同測候所は6日午前4時15分、中部と南部に波浪警報を出した。波の高さは6メートルを予想、高波に警戒が必要。低気圧が根室沖に停滞しているため管内は7日明け方まで雪が降りやすい状態が続く見通し。7日は天候が回復、曇りのち晴れを予想している。
市の除雪費総額6億7500万円
5日から6日にかけての大雪を受け、帯広市は、市道の除雪費1億3000万円を補正計上した。当初予算と昨年末の補正額を含めた除雪費の総額は6億7500万円に達し、昨年度決算額(7億9800万円)に迫っている。
5日夜も市内全域の幹線道路、生活道路で除雪車を出動。今後も交差点の道路脇の雪山の排雪作業に当たる。除雪費の当初予算額は4億500万円だったが昨年末で底を尽き、07年度決算額の4億6600万円をも上回った。
市都市建設部は「年明け早々の段階でこれだけ積もるのは例がない」と困惑。市の除雪費決算額は03年度に過去最高の9億2800万円を記録したが、「このペースでは更新も考えられる」としている。(原山知寿子)





