十勝毎日新聞社ニュース
「多選の腐敗避ける」 砂川市長 正式に勇退表明

臨時議会で勇退の意思を正式表明した砂川敏文市長
帯広市の砂川敏文市長(61)は25日午後の臨時市議会で、「来年4月の市長選に出馬しない」と述べ、今期限りで勇退する意向を正式表明した。砂川市長は同日午後5時から市役所で記者会見を開き、「3期12年が1つの区切り。権力はあまり長く同じ人が担うと腐敗、不都合が起こる。これを避けることは当初から考えていた」と説明した。退任後については、「帯広で一市民としての責任を果たす。政治家としてかかわることはない」と語った。
砂川市長は第6期総合計画基本構想など予定されていた議案の採決終了後、発言を求めた。「従前から首長の多選は好ましくない、3選が限度であると考えてきた。第6期総合計画は重要な課題だったが、この議案の議決をいただいた節目に考えを表明させていただく」と述べた。
「帯広・十勝に魅せられた者として、これまで議会、市民の皆さんと共にまちづくりに携わってこられたことについて大変誇りに思う。心から感謝している」「来年4月20日まで3期目の任期がある。その間、全力で市長の職に邁進(まいしん)したい。ご理解とご協力を改めてお願いする」と語った。
閉会後、特別職と議会の正副議長室、各会派室を回り、議員から「ご苦労様」などと声を掛けられていた。
記者会見では「議会、市民の皆さんと多くの議論をしながらまちづくりに一生懸命努めることができたのは皆さんのおかげ。改めて感謝、お礼申し上げたい」と語った。
3期12年の総括に関しては「任期まで4カ月あり、退任時期が近づいたらお話しさせていただく」と答えるにとどめた。後継については「私が触れることは適当でない」と述べた。
砂川市長は1948年、香川県出身。帯広畜産大卒業後、農林水産省に入省。道開発局官房調整官を経て98年市長選で初当選した。(岩城由彦)
砂川連合後援会の梶原雅仁会長のコメント
3期12年間で勇退するという市長の固い決意に対して後援会は尊重したい。来年4月まで頑張ってほしいし、後援会も支えていく。経済環境が厳しい中、一生懸命まちづくりをしてもらった。行革を進めながら、屋内スケート場や図書館など必要な施設は造った。きちんとした決断による市政運営は高く評価している。
◇関連動画
砂川市長 勇退表明会見(1)
砂川市長 勇退表明会見(2)




