十勝毎日新聞社ニュース
市長選の動き加速 現職勇退方向で各陣営
帯広市長選(来年4月11日告示、同18日投開票)は、現職の砂川敏文氏が勇退する方向となり、各陣営の候補擁立作業が加速する。民主党帯広は市内の弁護士、斉藤道俊氏(51)の擁立の可否を今週中に最終判断し、見送った場合は別の対応に乗り出す構え。帯広出身で東京のコンサルタント会社社長、米澤則寿氏(53)をめぐっては、経済人・同窓生有志グループと、石川知裕衆院議員の一部支持者が別個に擁立を模索する複雑な動きをみせている。自民党帯広支部は砂川氏の勇退表明を受けて候補選考を本格化させるが、民主側の出方も見守ることにしている。
米澤氏めぐり情勢複雑化
斉藤氏に対しては民主党内で待望論が強まったが、本人が運営する法律事務所が多忙で出馬の環境が整っていない。石川氏は22日午前、「連合、自治労、党が一番まとまるのは斉藤氏」と語ったが、客観的にみて斉藤氏の擁立は断念する可能性が高い。
斉藤氏擁立を見送った場合、同党帯広としてはただちに別の人材の選考に着手する構え。これに複雑に絡んでいるのが米澤氏で、石川氏を支援する保守系グループが水面下で可能性を探っている。米澤氏の知人・友人グループは「市民党」を標ぼうしており、今後、両グループが接触すれば情勢が複雑になる。
このような動きに、民主党帯広は慎重な構え。党内には地元を拠点とする人材を求める声も強く、鈴木仁志幹事長は「米澤氏を推すとなれば陣営内が割れる恐れがある。ある程度の知名度を持つ地元人材なら年明けの決定になっても構わない」とする。
一方、自民党帯広支部は、砂川氏が25日の臨時議会で勇退表明した場合、週末にも会合を開き対応を協議する方向。保守内にも米澤氏に関心を示す向きがある一方で、地元に根付いた人材を志向する動きは根強い。現時点では市議会の上野敏郎議長が出馬の可能性を探っているほかは具体名は出ていない。同支部の幹部は「市長選に出たいという人材は複数いる。民主や米澤さんの動きをみてからでも遅くはない」としている。



