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十勝毎日新聞社ニュース

市長選まで半年 現職「去就」12月の表明濃厚

2009年10月20日 13時41分

自民 態勢構築に時間 中川氏急逝
民主 年内に擁立作業 衆院選弾み

 来年4月の帯広市長選まで残り半年となった。現職の砂川敏文氏(61)は進退について明確にしておらず、12月議会での正式表明が濃厚とみられる。現職を推す自民党帯広支部は核となる中川昭一元財務・金融相の急逝を受けて、市長選の態勢構築にはなお時間を要する状況。これに対し民主・連合は8月衆院選の勝利を弾みに12年ぶりの「市政奪還」を掲げ、党支部の臨時大会(31日)後、年内をめどに「地元の人材」を軸に候補擁立を進める構えだ。市議会内にくすぶる現職への不満を背景に、水面下では駆け引きが活発化している。

来年4月の任期満了まで半年、市長のいすをめぐる駆け引きが激しさを増しそうだ(市役所市長室)

 砂川氏の3期目任期満了は来年4月20日。その前段で市長選が行われる。砂川氏は大腸がん手術を受けて体調が不安視される上、最大の後ろ盾の中川氏を失い続投の環境は厳しい状況となっている。

「気持ちを尊重」
 半面、9月議会では、来年度から通年営業する帯広の森屋内スピードスケート場について「引き継いで施設を良くするのも私の責任」と強調。議会内には「次期への意欲か」と見る向きも。11月にも総会を開く砂川氏の連合後援会は「(4選出馬を要請するかは)本人の気持ちを尊重して判断したい」(梶原雅仁会長)と含みを残す。

現職への不満…
 これに対し市議会与党内には議員との意思疎通に欠ける現職への不満が根強く、水面下では自民・保守系の道議、市議、地元の若手経済人、帯広出身の民間人の名前がまことしやかに流れている。ただ自民党支部が中川氏死去後の態勢を固めきれておらず、市長選も組織的な動きにまでは至っていない。

 民主党帯広支部は衆院選の市区で石川知裕氏が5万3000票近くを獲得、この勢いを市長選にもつなげる構え。現時点で具体名は挙がっていないが、年内の早い時期に絞り込む考え。臨時大会で選任される鈴木仁志新幹事長の下、市議団を核に作業を本格化、現市政の検証も進める。

地元人材を軸に
 次期市長選は石川氏の政治基盤を固める重要な戦いで、幹部は「経済界にも『現市政ではだめ』との閉塞(へいそく)感は強く、オール十勝を束ねられる人材が必要。地元に根ざした適任者を発掘したい」と強調。新党大地・鈴木宗男代表との協力関係は必須で、鈴木氏の支援者にも通じる保守系市議の動向も注視されている。

 共産党十勝地区委員会は前回同様、同党などが加盟する「あかるい革新市政をつくる会」(志子田英明代表委員)を軸に候補擁立を目指す。今衆院選は自民、民主の2大政党への埋没傾向に苦しんだが市区比例票は前回並み(6383票)を獲得。同委の佐藤糸江委員長は「市政の財政運営を検証し、遅くとも来年2月までに候補を決めたい」としている。

 前回市長選に民主・連合推薦で立候補し、現職に1001票差まで迫った目黒精一氏(62)は「(再出馬の意思は)ない」と明言している。
(岩城由彦)

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