十勝毎日新聞社ニュース
中川氏哀惜の会 悲しみ 地元にあふれる
郁子夫人 「4人で戻りました」
故中川昭一元財務・金融相(享年56)をしのぶ「哀惜の会」が16日午前11時、帯広市内の北海道ホテルで執り行われた。麻生太郎前首相、安倍晋三元首相、高橋はるみ知事のほか、地元政財界、支援者など多数参列。十勝選出の衆院議員として26年間、主要閣僚など要職を務め、地域の発展に尽くした中川氏に最後の別れを告げた。

中川氏の遺影が飾られた祭壇に向かい、献花する参列者(16日午前11時、金野和彦撮影)
自民党北海道支部連合会(伊東良孝会長)、同党北海道第11選挙区支部、中川昭一十勝連合後援会(有塚利宣会長)が合同で開催。生前の功績を示すかのように、親交の深い国会議員、道議、市町村長、企業・団体の関係者、支援者らが参列した。
主催団体を代表して伊東会長は「日本の若きリーダーとして十勝、北海道、日本のために真剣に、身を削り命を削って政治活動をされてきた。お別れは本当につらい」とあいさつした。
弔辞で盟友の麻生前首相は「13歳も年上の私が弔辞を読むことになろうとは思ってもみなかった。自民党は誠に得難い人物を亡くした」と早すぎる死を悔やんだ。中川氏と同じ伊吹派に所属する河村建夫前官房長官、高橋はるみ知事、有塚会長が弔辞を読み上げた。安倍元首相は「56年の人生、何事にも全力で打ち込んだ人生だった」と故人をしのんだ。
郁子夫人は参列者に深々とおじぎをし、「主人と家族4人で十勝に戻ってきました」とあいさつ。台風一過の青天の下で営まれた告別式(9日)を振り返り、「出会って三十年余、ずっと台風の中を主人に手を引かれてきたようですが、台風は多くの雨を降らし肥よくな土地をつくります。私たち家族によい土を残してくれたことを感謝します」と述べ、声を詰まらせた。気丈な姿は参列者の涙を誘い、会場は悲しみに包まれた。
祭壇には笑顔を浮かべた中川氏の大きな遺影が飾られ、遺骨と位はい、天皇陛下からの香典に当たる「祭粢料(さいしりょう)」が供えられた。参列者は約4000人に上り、献花を待つ列はホテルの駐車場まで長く伸びた。政財界や全国の一般支援者からの供花は合わせて500基となり、会場からあふれ出て並んだ。
(安田義教)
「悔しい」「悪い夢」
管内出身議員悲しみ語る
哀惜の会には、故中川氏の叔父の中川義雄参院議員、鈴木宗男、石川知裕両衆院議員の十勝出身・3国会議員も出席した。ともに国政のために活動した政治家として、中川氏の急逝を悼み、悲しみを語った。
中川義雄氏は「悔しくてならない」と、強い悲しみをにじませた。「十勝、日本のためにどれほど貢献してきたか…、大きな損失だ」と無念さを語った。
新党大地代表の鈴木氏は「今なお悪い夢を見ているようだ。かなわなかったが、ゆっくり話をしたかったという思いでとても残念」、石川氏は「十勝の発展に功績があった立派な政治家だった。中川先生の分までというのは責任が重いことだが、頑張っていきたい」と語った。
◇関連動画
中川氏哀惜の会の様子
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