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十勝毎日新聞社ニュース

ユネスコ無形文化遺産 アイヌ古式舞踊を登録

2009年10月01日 14時04分

アイヌ古式舞踊を披露する帯広カムイトウウポポ保存会(9月18日、道立帯広美術館のアイヌ工芸品展開会式で。金野和彦撮影)

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産委員会が9月28日、アラブ首長国連邦で始まり、日本時間の30日午後、アイヌ古式舞踊などを「無形文化遺産」の代表一覧表に追加することを決めた。世界に誇る伝統文化として国際的なお墨付きが与えられたことで、国内外での認知度向上が期待される。

 同舞踊を伝承してきた保護団体の1つ「帯広カムイトウウポポ保存会」の酒井奈々子会長は「世界に認められるなんて本当にすごいこと。保存会を立ち上げ、伝統を守ってきてくれた先祖に報告したい。天国でさぞ喜んでいると思う」と先人の苦労に感謝。また、「帯広には若い会員が多いので、これを励みに私たちの世代が引退してもさらにアイヌ文化を発展させていってほしい」と期待を寄せた。

 アイヌ文化に造詣が深い帯広市内の歌人時田則雄さんは「自分のことのようにうれしい。かつて自然と共生してきたアイヌ民族の文化からは学ぶところがたくさんある。その素晴らしさを世界にアピールし、後世に伝えていくために、保存活動に携わっている人たちにはますます活躍してもらいたい」と祝福した。

 帯広百年記念館の内田祐一学芸員は「アイヌ古式舞踊は重要無形民俗文化財として日本国内の1つの文化に位置付けられているが、今回の登録で世界の文化の1つとして認められた意義は大きい。発展に向けて大きなステップになる」と話している。

 ユネスコの無形文化遺産への登録は、各国が自国の伝統芸能や祭礼行事、工芸技術などをリストアップして提案。同委員会で正式決定する。今回、日本国内からはアイヌ古式舞踊のほか、雅楽や京都祇園祭の山鉾(ほこ)行事など計13件が追加された。
(丹羽恭太)

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