十勝毎日新聞社ニュース
選挙区接戦で復活当選想定 比例議席に関心
2009年08月10日 13時41分
自民危機感、民主緩み警戒
自民、民主両前職の接戦が予想される衆院選・道11区(十勝)では、いずれも比例復活当選に持ち込まれる可能性があり、比例道ブロック(定数・8)の行方にも関心が集まっている。自民前職の中川昭一氏(56)=8期、前財務・金融相=、民主同の石川知裕氏(36)=1期、比例道ブロック=とも比例との重複立候補(他の小選挙区候補との同列1位)で、逆風を受ける自民陣営は比例復活枠が「狭まる」として危機感を強める一方、「比例4議席」の観測も強まる民主陣営は安泰ムードの打ち消しに躍起になっている。

同方式では30万票前後が当落の1つの目安。2000年衆院選比例道ブロックでは社民が25万票で議席に届いた。07年参院選の道内比例得票数(自民・72万3441票、民主・121万7315票)を参考に単純計算すると、自民は現有3議席が2議席に減り、民主は1増の4議席になる可能性がある。
比例道ブロックには鈴木宗男代表の新党大地、公明、共産も議席獲得・維持を目指している。民主と連携する大地(現行・1議席)は2議席獲得を目指しており、比例選挙も激戦模様となっている。
自民党道連では現有議席(3議席)を維持した上で、公明と合わせて4議席獲得が目標。ただ閣僚や党役員経験者の中川氏、町村信孝氏(5区)、武部勤氏(12区)の「ビッグ3」でさえ小選挙区では厳しい戦いを強いられ、比例復活の枠も狭まっているとの見方が一般的だ。
同党道11選挙区支部の大谷亨幹事長は「道内選挙区はどこも厳しく比例復活は甘くない。例え1票差でも小選挙区で勝ちたい」とする。
民主党北海道は「過去最高の比例125万票、4議席獲得」が目標。鳩山由紀夫代表(9区)は比例重複を避け、小選挙区のみ。道内小選挙区では軒並み民主候補優勢の情勢が伝えられ、管内の選挙関係者からは「仮に小選挙区で敗れても比例がある」との声が漏れる。
これに対し同党十勝では緩みを警戒。合同選対本部の池本柳次本部長は「比例は選挙協力関係にある新党大地への投票を呼び掛けており、復活当選の退路は断った。小選挙区で勝つだけ」とゲキを飛ばしている。
共産は小選挙区の候補を新人の渡辺紫氏ら5人に絞っており、比例単独候補の当選に全力を注ぐ。十勝では比例2万3000票の獲得を目指している。
(衆院選取材班)
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