十勝毎日新聞社ニュース
トムラウシ山遭難 惨事の地で哀悼へ
新得富村牛小中校児童ら
恒例の登山会で
【新得】新得富村牛(とむらうし)小中学校(山田洋校長、児童・生徒12人)の児童・生徒が所属する「トムラウシ少年グリーンクラブ」は28、29日に実施する恒例の「トムラウシ山登山」で、16日の遭難事故で死亡した9人を弔うことを決めた。同クラブ育成会の関谷達司会長は「ホームグラウンドの山で今回のようなことが起こり、悔しい思いがある。子供たちには、自然を少しでも侮ることの怖さを伝えたい」と話している。
同クラブは2000年に設立。トムラウシ山登山は、年に1度の恒例行事で、悪天候時を除き9年間で7回実施してきた。地域の子供たちに地元の山を経験させることと、山を汚さないため携帯トイレの利用呼び掛けや清掃を目的としている。
一行は児童・生徒(小学5年生以上)8人に、卒業生や地域住民、教職員合わせて22人。28日午前7時に短縮ルート登山口を出発、3グループほどに分かれて午後1時−同3時の南沼キャンプ場到着を計画。元気な人は山頂を目指す。翌日は午前9時に出発し、午後2時下山予定。トムラウシ温泉に入浴後、解散する。天候が悪ければ中止となる。
弔いは、キャンプ地でもあり、2人の犠牲者が発見された南沼で行う。全員で花を手向け、黙とうをささげる。連絡部隊としてふもとに残る山田校長は「弔いを兼ねるのはよいこと。けがのないように登ってきてもらいたい」、関谷会長は「普段は温かく迎えてくれる山でも、一つ間違えると恐ろしいということを分かってもらえれば」と話している。
大雪山系トムラウシ山(2141メートル)では16日の遭難事故で、本州からの中高年のツアー客ら男女8人を含む9人が死亡した。
(植木康則)
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