十勝毎日新聞社ニュース
「看護師に」増える社会人 帯高看
対象枠を新設へ
帯広高等看護学院(西11南39、川口勲学院長)は2010年度入学生から、社会人経験者を対象とした入試枠を新設する。社会人はこれまで、現役高校生と一緒に受ける一般入試に合格するしか入学方法はなかったが、看護師を志す社会人が増えているため、新たな応募枠の導入を決めた。同学院によると、社会人入試は全国の看護系専門学校の約4割で採用しているが、道内では珍しいという。

新たに社会人入試を採用する帯広高等看護学院
景気悪化で「手に職を」
同学院看護学科の募集定員は45人。選抜方法は十勝管内の現役高校生のみ受験できる推薦入試と、社会人も含む一般入試に分かれていた。
一般入試の社会人応募者は2005年度が17人(うち合格者8人)、06年度が17人(同8人)、07年度が18人(同11人)、08年度が21人(同5人)、09年度が29人(同6人)。大卒者の数も増加傾向で、09年度は合格者6人のうち4人が大卒者だった。同学院は「景気悪化を反映し、手に職を付けて働き口を見つけようという人も多いのでは」と分析する。
従来の一般入試は国語、英語、数学、理科の学科試験があり、現役高校生に比べ社会人は看護予備校に通うなどの対策が必要になるという。予備校に通うため仕事を辞めざるを得ない人もおり、経済的な負担も大きい。このため同学院は社会人が仕事を続けながら、入試に挑戦できる策を模索していた。
社会人の募集枠は若干名で、全体の募集定員は変えない。対象は高校卒業または同等以上の学力を有し、就労3年以上の経験がある人。全国から受験でき、年齢や性別も制限しない。試験科目は国語(現代国語のみ)とし、面接と自己推薦文(800字)を加味して合否を判定する。試験日は来年1月18、19両日を予定。
同学院の天野雅子教務主任は「医療関係は求人が多く、資格を手にすれば、確実に就職できる。社会人は経験があるので、看護師としての適応能力が高い。学習意欲も高く、ほかの学生にいい影響を与えてほしい」と期待する。
(山崎大和)




