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十勝毎日新聞社ニュース

3児の母 目指すは看護師 芽室の佐々木さん帯高看入学

2009年04月11日 13時59分

子供、入退院繰り返し励ましてくれた…
「医療現場に恩返しを」

 帯広高等看護学院(帯広市西11南39、川口勲学院長)の看護学科に今年度入学した芽室町在住の佐々木水無子さん(32)は、3児の“ママさん”で、念願だった看護の道へ一歩を踏み出した。家族の支援を得て、子育てと3年間の学業の両立に励む。佐々木さんは「患者はもちろん、家族や周りの人たちの気持ちの分かる看護師になりたい」と意欲いっぱいだ。

「家族や周りの人たちの気持ちの分かる看護師になりたい」と話す佐々木さん

 佐々木さんは帯広市出身。北星学園大学短期大学部(札幌)から酪農学園大学(江別)へ編入、卒業後にJA職員を経て、小・中学校の期限付き教員をしていた時に結婚。夫・健司さん(39)との間に、長女、長男、次男の3人の子供に恵まれた。

 看護師は高校生のころからあこがれていた職業。教員時代に障害を持つ子供と接したことや、3人の子供が病気がちで何度も入退院を繰り返し、お世話になった医療現場に恩返しがしたいと思い、看護師の資格を取ることを決意した。

 昨年春から学費を稼ぐためパートや非常勤講師として働く傍ら、夜は看護予備校に通って受験対策に励んだ。今年春、一般入試に挑戦し、第一志望だった同学院に合格。「子供たちが合格を祝ってくれたのが、一番うれしかった」と佐々木さん。健司さんも看護の道へ進むことを応援。育児や家事は帯広に住む佐々木さんの両親が支援してくれるという。

 同学院の今年度の新入生44人のうち、社会人経験者は佐々木さんを含め6人。最年長でもある佐々木さんは「若い人たちと楽しみながら、勉強を頑張りたい」と意欲を見せる。今月8日開かれた同学院入学式は、長女の小学校入学式と重なり出席できなかった。「子供が大事と言ってくれた学院の先生方に感謝している」

 佐々木さんは「子供が入退院を繰り返すうちに、つらくて嫌になったことがあった。そんな時、看護師さんが『お母さんもつらいでしょう。患者のケアだけでなく、家族のケアをするのも私たちの仕事です』と励ましてくれたことが忘れられない」という。将来は助産師や特別支援学校教員の免許取得も目指し、勉強に励む。夢の実現へ確実に一歩を進めている。
(山崎大和)

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