十勝毎日新聞社ニュース
民主・石川議員 「報道先行」捜査批判
地元で陳謝 「やましいことない」

池田町内での国政報告会に到着後、深々と頭を下げる石川氏(14日午後6時40分ごろ、折原徹也撮影)
小沢一郎民主党代表の資金団体「陸山会」が西松建設から違法献金を受けたとされる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部から参考人として事情聴取された石川知裕衆院議員(35)は14日夜に地元入りし池田町で、15日には帯広市内で支援者らに陳謝した。経過説明では捜査手法への疑問もにじませ、「やましいことはない」と改めて潔白を主張した。
14日、池田町社会福祉センターで開かれた国政報告会には午後6時40分ごろ、約150人の支持者が待つ会場に到着し、入り口で立ち止まり深々と一礼。登壇後は「ご心配をお掛けして本当に申し訳ありません」と再度頭を下げた。
約20分間の報告では、事件について「どうしてこういうことが起こったのか大変驚いたが、(東京地検から)私自身に話を聞きたいと要請があったので、きちんとお話しした」と説明。報告会に先立ち出席した同党北海道の政治セミナーで新党大地の鈴木宗男代表に激励されたことも明かし、「皆様の期待に仕事でお返ししていくことが政治家としての道」と決意を語った。
一方で「どういうわけか聴取を受ける前に報道が先行した。選挙を控えて大きな影響があるので残念。政権交代するのは本当に大変との思い。今回の件でどういう力が動いたのか分からない」と釈然としない思いをあらわにした。
終了後、同センター内で報道陣の質問に答えた石川氏は「地元で激励をいただき勇気がわいた」と感想。献金に関して「どの個人、企業、政治団体であれきちんと認識している」と強調したが、西松建設のダミー政治団体に関しては捜査中であることを理由に「コメントを控える」とした。
15日は午前10時半から帯広市中央公園で開かれた連合十勝の集会に来賓で出席し、石川氏は改めて「ご心配をおかけしたことを心からおわびしたい。今回の件で大きな逆風が吹いている。多くの仲間の方々に囲まれ、この風も少しずつ和らいでくると感じている。十勝に戻り、大きな励ましを受けて勇気がわいてきた。政権交代に向けてまずは頑張っていく」と述べた。15日午後に離帯した。
石川氏は小沢氏の元私設秘書で、陸山会の会計責任者(公設第一秘書の大久保隆規容疑者)を補佐する経理担当者として政治資金収支報告書の作成に携わっていたことを認めている。
(岩城由彦)
【石川氏に一問一答】
きちんと説明していく
石川知裕衆院議員が14日夜、池田町で報道陣と交わした主な一問一答は次の通り。
−事情聴取後初めての地元入りだが。
温かい言葉をいただいた。秘書時代を含めてまじめに真摯(しんし)に仕事してきた。やましいことはないということをご理解いただきたい。
−次期衆院選への影響は。
ないとは思わないが、今まで一生懸命仕事をしてきた。有権者の思いをきちんと国政に伝えられるように活動してきたことを評価いただければ十分に戦える。
−選挙戦の戦略変更は。
街頭に立って訴え、現場の声を吸い上げることに力点を置く方針は変わらないが、ご心配をお掛けした人にきちんと説明していくということが加わる。
−全国で最も注目される選挙区になるが。
恥ずかしい戦いをしないように頑張りたい。
【動画はこちら】
▼石川衆院議員、池田町で国政報告会
▼石川衆院議員、地元で会見
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