HOME 十勝毎日新聞社ニュース 増える家族葬「安価」は誤り
   |  twitter |

十勝毎日新聞社ニュース

増える家族葬「安価」は誤り

2009年02月06日 13時30分

香典少なく持ち出しも
業者「正しい理解を」

 核家族化や近所付き合いの希薄化で親族だけで営む葬儀が、十勝管内で増えている。管内2施設目となる家族葬専用葬祭場が昨年12月、音更町内に完成。1月には葬儀社が家族葬をテーマにした説明会を2回開くなど、増加するニーズへの対応を進めている。「家族葬は安価」という誤ったイメージも広がっていて、業者の間からは「家族葬に対する正しい理解を」という声も聞かれる。

「家族葬」をテーマにベルコ西シティホールで開かれた説明会(1月22日)

 葬儀法要式場のベルコ西シティホール(帯広市西21南1)で1月22日、「家族葬を考える」と題した説明会が開かれた。同社の互助会員ら40人が参加。同16日開催時にもほぼ同じ人数が集まり、関心の高さがうかがわれる。

 主催したベルコ帯広・田中グループの田中穣二代表によると、管内で扱う同社の葬儀は月約100件。「6割が家族葬。今年は7割近くまで増えるかもしれない」とみる。「参列者が少ないから費用も安いと勘違いされている方が多い」と開催理由を説明。

 田中代表は葬儀費用の例を示し、「一般葬と家族葬の一番の違いは香典返し。家族葬は香典が少ない」とし、「一般葬の場合、会葬者も多く、香典で賄える部分が大きい。家族葬では持ち出しが出ます」と話した。参加した市内の女性(70)は「費用は一般葬と大して変わらないことが分かった」と感想を語った。

 管内初の家族葬専用葬祭場「和(のどか)」を設けた和晃(帯広市西20南3)の阿部公夫社長は「香典で賄えない分の支出は一般葬より多い」とした上で、「家族葬は費用を安くするためのものではない。身内でゆっくり故人を送り出してほしい」と訴える。

 一方、専用葬祭場「さくら」を1月初旬にオープンさせた「のむら葬祭」(音更町大通15)の野村泰司社長によると、「お金はかかってもいい。家族でゆっくり見送りたいという人も増えつつある」という。「故人やその友人、親せきの意向も踏まえて決めた方が後々、トラブルにならない」とアドバイスする。

 帯広公益社(帯広市大通南8)でも親類だけが集まる葬儀の扱いが増えている。渡邉聡常務は「親族葬と言う方が適切なケースが多い。密葬(本葬を行うのが前提)と混同している方も少なくない」と現状を指摘。同社は従来の斎場で家族葬を営んでいるが、「専用施設ではないが、さまざまなニーズに応えられるサービス提供を検討中」と話している。
(吉良敦)

6~12時 12~18時
3日の十勝の天気
最高気温
25℃
最低気温
21℃
天気予報はかちモバ!十勝19市町村6時間毎更新中!

十勝毎日新聞に掲載された全19市町村の話題や
お知らせなどを、地域の皆様や十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報としてお伝えします。

無料メール配信中     登録数6000 件突破

今、なぜ「かちまい」…
ご購読のお申し込み