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発達障害 就労まで個別支援 芽室町

2009年01月26日 13時37分

システム運用へ
 【芽室】町は新年度、発達障害のある人らを対象に、乳幼児期から成人期までの一貫した支援を行う「発達支援システム」の運用に入る。保健、教育、福祉、産業(労働)とこれまで縦割りだった組織対応を改め、対象者1人ひとりに応じた個別支援計画などを策定。庁内外の関係機関が情報を共有しながら、進学や就労などライフステージに応じたきめ細かい支援態勢を整える。

 同システムの運用は管内で初めて。町によると、道内町村でも就労支援までを含めた同システムは例がない。町は今年度からシステムの構築に着手。関係機関と協議を重ね、専門家を招いた研修会などにも取り組んできた。

 同システムでは、注意欠陥・多動性障害、高機能自閉症などがある人を中心に、発達支援が必要な人が対象となる。1人ひとりに「個別支援計画」と「個別指導計画」を作り、「町発達支援手帳」を交付。障害の程度や学習の進ちょくなどの情報を両計画に一元化し、進学や就労などの際に各機関が共有する。

 支援態勢では、対応窓口の縦割りを改め、一貫性を確保するため、庁内に新たな組織を設ける方針。学校や企業なども参画する協議会組織を発足させ、進学や就職などの支援に当たっては同協議会内に個別に委員会・会議を設けて対応する。

 また、従来の「ことばの教室」を「発達支援センター」に指定。同教室を同センター内の組織に位置付ける。

 人員的には、教員資格を持つ地域コーディネーター(1人)と、心理学の専門知識を持つ発達心理相談員(同)を新たに配置する。コーディネーターは町や専門機関、特別支援教育と連携して支援方針の決定や対策に当たり、システムの運営を担う。

 町は今後、関係機関と調整を進め、必要な組織の整備や計画策定に向けた手順の検討、町内企業への協力要請などに取り組む。「子供と保護者が安心して地域で暮らせるよう、地域ぐるみで、就労までを支援する態勢を整えたい」(子育て支援課)としている。
(井上朋一)

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