十勝毎日新聞
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天馬街道〜十勝への入り口

写真
野塚トンネルを抜けると十勝入りを実感できる
広尾町のタウンサイン


馬肥ゆる秋に紅葉を愛で
 国内馬産のメッカ・日高と食糧基地・十勝を結ぶ国道236号は、帯広を起点に浦河町に至る全長約百三十九キロの幹線道路。広尾町豊似から日高管内浦河町上杵臼区間の供用開始により、全面開通したのは一九九七年九月。一般公募三千四百通の中から道産子とサラブレッドの出合いをイメージした「天馬街道」のニックネームが名付けられた。

 開通以来、現在まで全道一の長さ(四千二百三十二メートル)を誇る野塚トンネル。広尾町と浦河町との境界は、このほぼ中央にある。このため、サンタクロースの描かれたおなじみの広尾町タウンサインは、トンネルの手前約百五十メートルに設置されている。
 標高五〇〇メートルを超えるこの近辺は、紅葉の名所として知られる場所。今はまだ山々は濃い緑で包まれているが、鮮やかな紅色に染まる十月以降は、愛好家らで静かなにぎわいを見せる。
 また、五冠馬シンザンのふるさと浦河町に続く天馬街道は、競馬ファンにとっても格好のドライブルート。沿線には、皐月賞ホースでGI七勝の現役最強馬テイエムオペラオーを生産した杵臼牧場、大樹ファーム初のGI馬タイキフォーチュンなど名馬十八頭が繋(けい)養されるイーストスタッドなどが点在する。
 同トンネルの浦河側約二キロの地点にある翠明橋公園は、タンクで持ち帰る人がいるほどおいしい水がわく、広尾町でも知られる隠れスポット。馬肥ゆる秋に紅葉を愛(め)で、最高の水を飲む…。天馬街道にとってのシーズン本番はこれからだ。
(広尾・森田匡彦)(01.9.28)


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