十勝毎日新聞
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豊頃農協撰果場

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冬の間はひっそりとしているダイコン工場


名高いダイコン安定供給の拠点
JA豊頃町の畑作物取扱高で1、2位を争い、本州市場で評価の高い十勝ダイコン。そのダイコンを集荷、選別、箱詰めし出荷している施設が「豊頃農協撰果場」(町内幌岡)。町民はダイコン工場と呼ぶ。

同町でダイコンの栽培を始めたのは1986年。海外から輸入される農産物に対し、国内産農産物の価格安定のため、農水省の指導により畑作物の作付け指標を作成。各農協に割り当てられた豆類、テンサイなどの作付け指標では、余ってしまう畑が出てしまい、どうするかが大きな問題となっていたときだった。
同JAでは、朝霧が濃く立ちこめ夏が冷涼、泥炭土の豊頃に適した作物としてダイコンを選んだ。38戸、作付面積14ヘクタールで栽培を始め、初年度は331トンを出荷した。洗浄や選別、箱詰めなど出荷まですべてが手作業だった。
翌年には、作付け戸数が56戸、面積は56ヘクタールと伸び、88年6月ダイコン工場が完成、稼働した。その後も作付面積、戸数ともに増え続け、工場も毎年のように増築していった。
工場は操業以来、ダイコンの収穫が始まる6月下旬から11月中旬まで約百二十日間連続出荷を毎年、果たしている。その間、農家も計画を守るため、毎日早朝から一生懸命に収穫し工場では職員やパートの主婦らが出荷作業に追われる。「安定した品質・安定した供給量」を農家とJAが必死に守ることで、市場から高い評価を得ることができた。本州の市場では十勝ダイコンが届くのを待ちかまえている。
冬の間工場は雪をかぶりひっそりとしているが、初夏にはまたダイコンを満載したトラックが次々と訪れ大にぎわいとなる。
(豊頃・平田幸嗣)(00.12.23)


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