新製品生み出すことが励み 帯広への新規出店も視野に
1938年に創業、町内老舗(しにせ)のパン屋「あさひや」の一角に、四年前から「ケーキの店」が同居。六十年の歴史を刻むパンと、色鮮やかなケーキが調和する店内。オーナーシェフの中島健智さん(32)は、常に新商品の開発に挑戦する。
中島さんの祖父の茂雄さんが開業し、父の健次さんに引き継がれたパン屋は、弟の将好さんが3代目とななる。札幌の大学に進学し、叔父の菓子屋でアルバイトをした中島さんはそこで、「菓子職人」に自分の進む道を見いだした。
大学を中退し、叔父の店で6年間、フランスのホテルで一年間修業。「パンは毎日同じものを作るが、ケーキは毎日、違うものが作れる」ことに魅力を感じ、選んだ“職”なだけに、「常時、店に並ぶ商品が変わり、お客さんは『また、新しいのがあるね』と買ってくれる」のが中島さんの励みになっている。
生クリームは、動物性のものを使用、ショートケーキなど一般的なケーキは食後に食べやすく、糖分を控えているのがこだわり。「チョコマロン」は、卵とバター、砂糖だけを使い、チョコレートムースをそのまま焼いた食感を出した。「洋なしタルト」は、洋なしのみずみずしさを残し、じっくり焼き上げる。
「子供からお年寄りまで幅広いお客様に来てもらえる店をつくりたい」と、目を輝かせる中島さん。9月には、音更のスーパーに出店、ゆくゆくは帯広市内での開店を心に誓う。 (政経部=橘康隆)(99.9.2)
自慢の商品:かまだしプリン
「やわらかいプリンと、ふんわりとしたチーズケーキを一緒に焼き上げました。口どけ、甘さもちょうどよく、女性にも人気です」
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