勝毎ジャーナル
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読者の反響続々

信じられない/自分も手首を/大人にも責任…

嘆く声の一方、若者の前向きな意見も
 リストカットや摂食障害、親からの虐待などによって傷つき、追いつめられた子供たちの現状を紹介した連載企画「子供が見えない−傷ついた心」に対し、十勝毎日新聞社編集局社会部には連日メールやファクスなどで読者の声が続々と届いた。衝撃的な事実に驚きを隠せない声が多くある一方、「家庭教育の在り方をいま一度考え直すべきだ」「他人に無関心な現代社会の反映」など、冷静に分析する声もあった。寄せられた意見をまとめてみた。
(社会部=岡村忍)

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連載にはメールなどで読者の反響が続々と寄せられた

 最も多かったのはこれらの現状を「信じられない」という声だ。「正直、あぜんとした。大都市だけでなく、地方でも起こっているということ。決して人ごとだと思ってはいけない」(男性)、「いずれも衝撃的。これらは特別な事例で、多くの子供たちは健康的であってほしい」(芽室町の男性)と、身近な子供たちの現状に驚く。

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 実際に「リストカット」をしていたという二十代の女性は、だれからも気に掛けてもらえない孤独感が悪循環を招いたと指摘。「仕事上のストレスと失恋から手首をカッターで傷つけていた」と打ち明け、小学生の時に母親がうつ病で精神科に入院、周囲からの理解が得られず、家庭の中では“良い子”を演じ続けてきた自分があったと振り返った。
 別の女性も「プライバシーの尊重というが、私たちは周囲に対して皆無関心。外見は明るくて良い子でも心の中はいつも孤独」だという。その結果、手首を切るという形でしか自分を表現できないと分析していた。

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 女子中高生のヒッチハイクでは「(見知らぬ人の車に)乗る女子高生も問題だが、それに応じる大人の方がもっと問題」(二十歳女性など)と、大人自身のモラルを厳しく批判する声が多くあった。現役女子高生は「家に帰っても居場所がないから、外でうろうろする」と説明。一方で、「私はそんな非常識なことはしない。最近は高校生だというだけで悪いイメージがある」(帯広市女子高生)と社会の偏見に反発する声もあった。
 教育関係者からも意見が寄せられた。「平気で人を殺し合う映画や性描写のビデオがはんらんしすぎ」と、元教員は社会環境の改善を訴える。現役教師も「子供は大人社会の生き写しだということを忘れてはいけない」と自戒を込めた。
 保育所に通っていて「親も子も何かおかしい−といつも感じていた」というのは共働きで二人の子供を育てたという市内の父母。「仕事をしながら子育てをしていくのは大変なことだが、子供を必死に見守っていくのが親の仕事。子供のことを決して忘れてはいけない」と親の役割を改めて強調していた。
 寄せられた意見の多くが現状を嘆くものだったが、二十歳の女性は「この現実を受け止めつつ、若者が本当に人間らしい生き方のできる世の中をつくりたい」と力強いメッセージを伝えてくれた。

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 社会部では引き続き取材活動を進めながら、読者とともに子供たちの抱える問題を考え、掘り下げていきます。今後もご意見、ご要望をお寄せください。
(00.12.22)

=ご意見など待ってます=
 この連載についてのご意見、感想、実体験などを〒080-8688 十勝毎日新聞社社会部(ファクス0155・25・2700、電子メールsyakai@kachimai.co.jp)までお寄せください。

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