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企画に寄せられた 読者の声から考える
結婚に関する意識や形態の変化について、6月末から4回にわたって「社会部発」の中で「結婚って何? 変化する意識」と題し企画を展開してきた。出会いや挙式、夫婦別姓、晩婚化−のテーマで、十勝の現状をリポートしており、記事掲載中はいくつかの反響があった。これらの声を軸に「結婚」について、もう一度振り返ってみた。
“夫婦別姓”戸籍制度に疑問、改めて家族考える
やはり一番反響があったのは「夫婦別姓」の項。戸籍制度そのものに疑問を投げかけ、家族とは何かを改めて考えさせられた。
夫婦って何だろう
正直、夫婦別姓について人前で名前や顔を出して堂々と言えることはすごいことだと思った。そんなことを言うこと自体、古いと笑うかもしれませんが、どうしても私たちの世代は、結婚とは家と家との結びつきで、女性は男性に尽くすのが“妻のかがみ”とされた。けど、そこには互いが人間として認めあうような関係でなく、夫が上、妻が下という暗黙の関係が出来上がっているように思える。当時はそれが常識と考えていたが、最近になって夫婦って何だろうと思うようになった。(帯広市・五十代主婦)

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読者の声の一部と企画記事。別姓について考える内容が多かった
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男性の考え変わらねば
結婚を前提に付き合っていた男性がいました。相手は自営業、初めは「家業は手伝わなくていいから」と私の仕事に理解を示してくれましたが、時間の経過とともに「本音は手伝ってほしい。嫁が家業を手伝わないわけにはいかない。しょせん、封建的な世界だから」というようになりました。考えた結果、結婚はあきらめました。その男性は「結婚しても何も変わらないから大丈夫」といいました。男は食事や身の回りの世話をするのが母親から妻に変わるだけで名前も生活環境も大きく変わることはない。女が姓を変え、生活を変え、自分に合わせるのが当然と思っている、何十年前の考え方のままで止まっている男性が多いのでは…。(帯広市・団体職員)
理解している人少なく
「夫婦別姓」の言葉だけ独り歩きして、きちんと理解している人はまだ少ないように思える。私は戸籍を担当していますが、ある年配の女性が「子供が夫婦別姓にしたいので、受け付けてほしい」と言ってきた。意識を持っている人ばかりではないんですね。(ある町村職員)
◇最後に、こんな結婚式しました―という報告。◇
“犬連れ結婚式”挙行
私も夫も道外出身。親兄弟だけで深川市の教会で、大事な家族の一員である犬を連れ、“犬連れ結婚式”を挙げました。いい思い出になり、大感激でした。(芽室町の二十六歳主婦)
「夫婦別姓」で登場した帯広市の公務員、伊藤育子さん(34)の話
初めは何となく女性の名字が変わることに対し、疑問を感じていただけでしたが、理論武装のため勉強するうちに戸籍制度そのものに疑問を感じるようになりました。具体的には、入籍する形を取ることで、婚外子差別に加担することになることや、筆頭者がいてほかが付属する形で表される現在の戸籍制度は、戦前の家父長制を助長することなどです。
だから現在、話題に上っている「選択的別姓」が法制化されても、戸籍という根幹が変わらない限り、私たちは入籍という形は取らないでしょう。けれど、「自分たちの考えに子供を巻きこんでも良いのか」と、子供を産むギリギリまで、入籍しない「事実婚」の形を取ることについて悩みました。私たちのような夫婦が取材されないような、夫婦別姓も普通のこととして自由に選べる社会に早くなってほしい。(00.7.23)
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