[2006.08.21] >>> 目次ページに戻る
十勝ラーメン  十勝新津製麺
規格外の野菜も活用
「規格外野菜も有効活用すべきだ」と話す新津さん(折原徹也撮影)
 白衣をまとい、帽子をかぶり、3重、4重のドアを抜け、最後にエアシャワーを浴びる。「髪の毛が入ると大変。用心し過ぎることはない」と話しながら、十勝新津製麺(本社池田町)社長の新津正夫さん(77)は工場を案内した。

 帯広商工会議所工業部会(秋元紀幸部会長)の依頼で、十勝産食材のカップめん「十勝ラーメン」を作った。第1弾アスパラなどの具は4600個を完売。第2弾ジャガイモなどの具も、9月発売前に1900個が予約済みという好評ぶりだ。

 同社の生産能力は1日当たり最大10万個。本来なら、数千個単位の注文は断ることが多い。引き受けたのは「安心、安全な食べ物を求める需要は確実にある」(新津社長)からだ。小麦の新品種で強力粉の「キタノカオリ」が開発されたことも後押しに。「中華めんに適した品種で、腰の強いめんが作れるようになった」(同)とする。

 大手コンビニ向けに高級カップめん製造を多く手掛け、全国に販路を持つ。「生産過剰や規格外で捨てられる農産物もある。多少規格外でも味・香りに変化はないので、乾燥させて加工食品に使えばいい。地元で食べるだけでなく、十勝ブランドを全国にも発信できる」との一家言を持っている。
(井上朋一)

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