今年度の継続内定
HVC戦略研究所と委託契約へ
【上士幌】自治体が民間とパートナーを組み地域再生を図る総務省の「地域再生マネージャー事業」で、上士幌町は4日までに、同省の外郭団体で事業運営主体の地域総合整備財団(東京)から事業継続の内定を受けた。今年度のパートナーには、産業クラスター形成の促進やベンチャー企業の支援を手掛けるHVC戦略研究所(札幌)が選ばれた。町は近く同研究所と委託契約を結ぶ。3カ年連続の事業実施が固まり、町企画課では「民間のノウハウを活用した地域再生を集大成したい」としている。
町は2003年度、道内で唯一、同事業に採択された。リゾート再生を展開する加森観光(札幌)をパートナーに、健康と環境、観光をキーワードに地域再生と新産業創出を図る「イムノリゾート構想」を打ち立て、スギ花粉症に悩む道外者を招く「スギ花粉リトリートツアー」や、健康によいとされる新品種の野菜栽培などを進めてきた。
同ツアーは全国的に注目を集め、大手旅行会社によって商品化された。同財団はこうした観光振興面での実績を高く評価、「地域振興に結び付く可能性があるため、事業継続を妥当と判断した」(同財団振興管理課)としている。
パートナーに同研究所を選定したことによって、同研究所が持つ市場調査やコンサルティングなどのノウハウを活用させる考えだ。
町は同構想の中で糠平温泉街やナイタイ高原牧場など地域資源の付加価値を高め、既存産業の振興と新産業創出も掲げている。今年度はこうした分野へ重点的に取り組む考えで、「さまざまな産業とのネットワーク形成を進めていきたい」(町企画課)としている。
町は近く同研究所と正式に委託契約を結び、同財団に事業計画を提出。同財団の助成金交付決定を受け、事業継続が正式に決まる見込みだ。 (杉原尚勝)
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