十勝毎日新聞
KACHIMAI
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ニンジン発泡酒
「β惚(べたぼ)れ」(陸別町)


フルーティーで、どっしりした味わい

写真
規格外のニンジンを原料にしたニンジン発泡酒


 原料がニンジンと聞いて「えっ」と思う人もいるかもしれないが、ご心配なく。フルーティーなさわやかさと、ビールに似たどっしりした味わいを持ち合わせている。「長く愛される商品に」との願いから付けられた名前にふさわしく、地元陸別を中心に静かなブームになっている。

 寒暖の差が激しい陸別で育ったニンジンは比較的、糖度が高い。それをジュース状にし、麦芽とホップに添加して製造する。1本(350ミリリットル)にニンジン約1本分(約100グラム)が入っている計算。「ベータカロチンが多く含まれ、女性や若者にも好まれる味」と、町商工会の平等志成事務局長は胸を張る。

 「規格外品のニンジンを使った商品を」−。商工会と町、農協の3者がタッグを組み、商品化の検討を始めたのが5年前。東京農業大学の永島俊夫教授や、海産物などの発泡酒を手掛けたことのある網走ビールの協力で完成にこぎ着けた。

 当初は「年間で1万2、3000本程度売れれば」と控えめにみていたが、発売から2カ月足らずで1万本を突破。2月に開かれる「しばれフェスティバル」でも販売し、9月の世界ラリー選手権で“国際デビュー”−。そんな夢のあるストーリーに思いをはせながら、「型にはまらぬおいしさ」を楽しむのも粋ではないか。

(金澤航)(04.1.11)


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