勝毎ジャーナル
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長谷部昭夫氏

“即戦力”訴え管内を3巡

有権者1万人と対話

 「十勝土着の代表として地域住民の声を国会へ届けるため、力をお借りしたい。皆さんの切実な願いを受け止め全力で頑張る」

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「国民主人公の政治」を街頭から訴える長谷部昭夫氏(10日午前10時、共産党十勝地区委員会前)
 日本共産党から出馬予定の長谷部昭夫は、演説のたびにこの一言で締めくくる。7月の出馬表明から3カ月を経過し、管内20市町村を3巡。目標とした「公示前までに有権者1万人との直接対話」は、達成が目前に迫っている。

 10日午後4時から市内柏林台北町で行った街頭演説には、20人ほどの支援者らが街宣カーを囲むようにして集結した。「税金の使い方を、公共事業重視から社会保障重視へ」と訴える長谷部の言葉を真剣な表情で見守り、選挙戦突入に向けムードを高めた。

 14日からは帯広市内と近隣3町(音更・幕別・芽室)に中心を移し、具体的な政策を繰り返し訴える。市町村議と連動して市議時代の地盤、帯広開発建設部勤務当時の人脈もフル回転させ、無党派層へ浸透を目指す。

市議経験6期24年

 共産党関係者は「市議経験6期24年と豊富な農業委員経験があり、うってつけの候補」と口をそろえる。4日、帯広市内の迎賓閣で開かれた同党演説会で、前衆院議員の児玉健次は「十勝のことを知り尽くした長谷部さんは、国会論戦の場ですぐに活躍できる人材」と支援拡大を訴えた。

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支援者に駆け寄り握手する長谷部昭夫氏(10日午後4時過ぎ、市内柏林台北町)
 今春、市議選でまさかの落選を喫してから一転、再び活動の場を得た長谷部は、まさに“水を得た魚”。強力な前職(中川昭一)を相手に臆(おく)することなく、マイクを握る手、支援者に語り掛ける一言一言に気合を込める。

被災状況把握に奔走

 9月26日に発生した十勝沖地震に際しては、党は直後に対策本部を設置。自身が本部長として豊頃町大津漁港や避難所を駆け回って被災状況を把握、関係機関に迅速な復旧作業を要請した。生まれ故郷の豊頃が大きな被害を受けたこともあり、長谷部は「災害に強いまちづくり」の必要性を強調。校舎の耐震構造化を地元業者で担い、地域経済の活性化につなげることも提案する。

 同党十勝地区委員会委員長の佐藤糸江は「小泉政権は自民党を壊すと言いながら、国民の生活を破壊してきた。この先も自民党任せの政治でよいのか、野党の在り方も厳しく問われる。日本の行く先を決める戦い」と見る。戦略的には「個人PRでない、政党として政治論戦を強めていく」と強調。憲法改正や消費税増税、自衛隊の海外派遣反対を中心に財源論まで含めた政策方針を訴えていく考え。副委員長の稲葉典昭は「社会情勢をとらえた政策に有権者の反応は日増しに良くなってきた」と語っている。 (文中敬称略)(衆院選取材班)(03.10.16)


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