勝毎ジャーナル
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山内恵子氏

社・民協力で相乗効果期待

平和憲法守りたい

 「平和があってこそ農業や暮らしが守られる。生活に大きくかかわる憲法は、改悪の方向に進みひん死の状態。平和憲法と教育基本法を守りたい」

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「平和憲法と教育基本法を守る」と訴える山内恵子氏(11日午前11時50分、音更町内の街頭演説)
 11日午前、衆院解散後初の街頭演説(音更町)でマイクを握った社民党の山内恵子。普段の穏やかな表情が一変し、強い口調で宣言した。

 護憲・平和を掲げる社民は、イラク特措法成立やテロ特措法延長など最近の国会情勢に危機感を抱く。「子供の未来のために戦争のない社会をつくりたい」。そう訴える山内の元には、小さな子供を抱えた母親らが自然と集まる。

 社民と民主が選挙協力を結ぶ今選挙で、11区(十勝)は社民候補を民主が推薦する道内唯一の選挙区。「全道の仲間の期待は大きく、十勝の戦いがほかの選挙区に影響を与える」と合選本部長の保格博夫は闘志を燃やす。民主十勝幹事長の黒田弘(合選幹事長代理)も「菅(直人)を総理にするための選挙」と政権交代の一点に大義を絞る。

農との連携が重要

 労働者らが支持基盤の社民にとって、『農』との連携は重要な意味を持つ。民主が積み上げてきた票を確実に取り込むため、山内は過去衆院選に出馬した合選副本部長の出田基子(民主十勝副代表)や同・池本柳次(道議)と町村を、同・三津丈夫(同)と帯広を精力的に回る。池本は「帯広出身の山内に、(民主支持者は)前向きで、逃げていくことはない。これからの運動次第で取り込める」と強調する。

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過密日程の中、打ち合わせをする山内恵子氏。知名度の浸透に陣営は手応えを感じている(14日午後5時半、帯広市内の事務所)
 ただ、民主の中に旧社会党分裂時のわだかまりがあるのも事実。ある関係者は「今さら社民と選挙をやれと言われても支援者が困惑する」と一歩身を引く。旧社会党勢力の結集が選挙協力可否のカギを握る。

保守切り崩し接戦に

 さらに陣営が課題に挙げるのは知名度。支援団体に一定整理が付いたのは4日で、超短期決戦は否めない。合選幹事長の高橋利勝(社民十勝代表)は「各団体に浸透を図り、そこから支持拡大に向けて努力する」とし、16日までに各市町村選対を設置し運動量増加を図る。

 前回衆院選で出田の得票は5万7486。管内比例区は民主約5万、社民約1万7000を獲得している。民主と合併した旧自由党(約1万4000)効果も視野に入れると、「選挙協力の相乗効果で前回票を上回るのは確実。保守票を切り崩せば接戦に持ち込める」と陣営はもくろむ。

 弱者や地方切り捨ての自民政権への潜在的な批判は根強いと分析する保格は、「相手(中川昭一)は強いが、横綱も15日間勝つのは難しい。前頭に負けることもある」と虎視眈々(たんたん)と議席を狙う。 (文中敬称略)(衆院選取材班)(03.10.15)


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