十勝毎日新聞
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アマチュアボクサー

松下 慎治さん


■プロフィル…1977年、幕別町生まれ。札内東中学校、帯広柏葉高校、札幌学院大学経済学部を経て2000年4月に上士幌町役場に奉職。昨シーズンからアウトドアに目覚め、登山やキャンプを楽しむ。

ジム仲間など周囲の助けあってリングに
 「試合前日は殺されるかと思ったけれど、勝った晩はうれし泣きしました」。2002年9月、アマチュアボクシング全国大会のフライ級(48−51キロ)で準優勝。準決勝では、当時アマチュアだった現役プロボクサー亀田興毅選手(大阪・グリーンツダ所属、5戦5勝4KO)と対戦して勝った。

 しかし、決勝では1ラウンド1分でKO負け。最後にどんなパンチをもらったのかも記憶がなく、「アウトボクサーなのに前日の結果で調子付いて攻め込みすぎちゃった」と、ちゃめっ気たっぷりに振り返る。

 中学生からサッカーを始めた。身長161センチと小柄なため、「物理的な限界を感じた」という。ボクシングを始めたのは大学2年生のとき。「体格に影響されない階級制のスポーツなら、実力を試せる」というのが主な理由だった。

 「団体競技は、自分の力だけではどうにもならない面があります。個人競技は自分の努力が結果に直結するので甘えは許されない」と力を込める。毎日帯広市内のジムに通い、トレーニングを重ねた。その結果が「全国2位」の輝かしい成績に結び付いた。

 昨年4月の大会で左目を負傷。練習から少し遠ざかる日々が続いたが、今秋にも「試合に出られれば」と意欲をのぞかせる。「ボクシングは、実は個人競技ではないんです。ジム仲間やトレーナー、職場の理解があって初めてリングに立てるのですから」と、周囲には感謝しきりだ。

(高田敦史)(05.01.31)


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