高校生の時間 

★「矛盾感じるゆとり教育」★

<発言者>
公立高普通科男子
公立高普通科女子
公立高職業科女子
私立高普通科男子

 −みんなが今、一番関心あることって何。

関心が高い米テロ事件

 私立男子 友達の間では断然アメリカのテロの話。笑い話にする人が少ないから安心した。

 公立男子 まるで映画のワンシーン。

 公立女子 アメリカは自国を正当化していて変。人命救助よりテロへの制裁ばかりが目立つ。自国中心の考え方がすごくあると感じた。小泉さん(首相)も憲法九条を変えて、戦争を始めるんじゃないかと思う。すごく考えさせられる。

 私立男子 アメリカと中東では国民の考え方が違う。中東の人がテロを拍手して喜ぶ姿をテレビは映した。なぜあんな映像を流すのか。

 職業女子 先生も授業で中東の位置を詳しく教えてくれた。これまで戦争なんて絶対関係ないものだと思っていた。でも、実際に(戦争に)なったら四月から就職なのに、大丈夫かなとか考える。

photo
「卒業式は私たちの行事」「知らない君が代は歌えない」…。主役の子供たちにも言いたいことはたくさんある
 −いよいよ来春から新しい教育課程での勉強が始まるね。ゆとり教育についてどう思う。

 公立女子 大学入試の教科は増えているのに、小・中学校で習うことが減って矛盾している。ゆとりだったら、大学の入試も削減してほしい。

学びたい科目自分で選びたい

 私立男子 学力低下を防ぐのは、内容削減でなく学ぶ楽しさを知ること。自分で学びたい科目を選びたい。

 職業女子 行事が減らされてかわいそう。楽しい思い出が減る。学校が楽しくないと勉強も楽しくない。

 公立女子 小・中で学習内容を簡単にして、高校でそのつけが回ってきそう。小・中学校では楽しかった理科の実験も、高校では教科書の上で学ぶだけ。

 私立男子 先生が片付けるのが嫌で実験をしない。解剖や実験は衝撃が大きくて頭に残る。

 −ところで、学校では春になったら日の丸や君が代で先生たちがもめるけど、君たちはどう見ているの。

 職業女子 中学の卒業式の時、君が代が流れると先生がいなくなった。卒業式は先生の行事じゃなくて生徒の行事。感動していたのにそれで騒然となった。君が代は教えてもらってないのに、歌えるわけがない。卒業を祝ってもらっていないような気がした。私たちにとっては一度しかない卒業式だったのに。

君が代は国歌の気がしない

 公立女子 君が代は小学校の音楽の教科書に毎年載っていた。でも聞くのはオリンピックの時ぐらい。歌えないから自分の国の歌という気がしない。過去の経過もあるんだろうけど、どこの国にも国歌、国旗はある。

 公立男子 ぼくは習っていないけど歌える。オリンピック、サッカー、相撲で流れるから覚えた。なんであんなに騒ぐのか分からない。国旗、国歌をすぐ戦争につなげるのもよく分からない。天皇制が嫌なのかもしれないが、ぼくらの世代には関係ない。まだアジアの人たちが反発するのであれば分かる。

 私立男子 ぼくは歌詞の意味を知っている。昔の戦争を思い出す歌詞。他の国とは国歌に対するイメージが違う。卒業式に強制するものではないと思う。

(01.9.29) |今日の6面につづく



|6|
HOME