十勝毎日新聞
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士 幌

七面鳥なべ

写真
きくや旅館おかみ、勝子さん(54)。
手前は七面鳥なべすきやき風と七面鳥の卵


肉の味守り半世紀

「変わったことをしようと思って、七面鳥料理を始めたわけではない」と主人の後藤正弘さん(55)は言う。きっかけは戦後の1950年ごろ、米国軍人が残していった七面鳥を動物好きの先代、正雄さんが引き取ったこと。試しになべ料理にしてみたところ大好評。以来、半世紀も続く名物料理となった。
寒い時期にぴったりな「七面鳥なべすきやき風」。肉は原種に近い種を使用、濃厚な味がする。煮過ぎると硬くなるので、シャブシャブ風に食べるとよい。
「何も特別なことはしていない」とさらりと話す後藤さんだが、肉本来の濃厚な味を保つため、青菜をたくさん食べさせるなど、あちこちに秘けつをのぞかせる。そんなさりげない作業の積み重ねが50年間、同じ料理が客に受け入れられてきた理由といえそう。
(文・写真、中山彩)(00.1.30)

「きくや旅館」
七面鳥なべすきやき風は士幌町西2「きくや旅館」の人気料理。昼はすきやき定食1,000円から。夜はすきやきなべコースが2,500円から。午前11時−午後9時、日曜定休。(01564-5-2441)帯広店「きくや」(西1南9、0155-20-2010)でも味わうことができる。

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