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3月16日(火)

福祉施設運営 市の超過負担膨らむ

98年度10億円突破

国の歳出基準上回る


 【政経部=岩城由彦】帯広市の福祉施設運営における国庫負担対象額を基準とした超過負担額が、一九九八年度は前年度比二億一千六百万円増の十億九千八百二十六万四千円となった。市によると九二年度から九九年度まで、市内十七カ所の公立保育所と同十カ所の私立保育所、東明寮、平原学園のいずれも、職員人件費を中心とした歳出が基準額を超えている。

 私立より保母の平均年齢が高い公立保育所の人件費は九二、九三年度、八億円台後半で推移し、九四−九六年度の三カ年は九億円を突破。九七年度以降は十億円を超える。職員数は国の基準と同じ百三十人だが、今年度超過した人件費は私立の六倍以上、基準額と比べても約二倍の五億六千万円。歳出合計では七億七千万円の超過を招いた。

 また、平原学園は今年度、定員六十人に対して入所者が三十五人にとどまったため、入所者一人当たりの支出額が四百二十万円に膨張。超過額も一億五千万円近い。東明寮は九七年度までに国の基準を上回る職員三人を削減したが、今年度の人件費は基準の約二・七倍で、歳出合計では九千万円の超過となった。

 九九年度当初は、全体で十億六千万円程度の超過負担となる見通し。倉口俊男福祉部次長は「国の基準が低すぎる面はあるが、民間と比べて公立施設の人件費が高いという指摘は否定できない」としている。

 現在開会中の定例市議会本会議の代表質問で柴田政邦議員(市政クラブ)がこの問題をとりあげ、東明寮と平原学園の民間委託を求めたのに対し、砂川敏文市長は「社会福祉事業団化にこだわらず、社会福祉法人への委託を含めて早急に検討したい」と答えた。


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